2004 Fiscal Year Annual Research Report
介護老人福祉施設における男性利用者のアクティビティ・ケアについての検討
Project/Area Number |
16659629
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
倉鋪 桂子 国立大学法人鳥取大学, 医学部, 教授 (80100642)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平井 由佳 国立大学法人鳥取大学, 医学部, 助手 (20335524)
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Keywords | 介護老人福祉施設 / 男性利用者 / アクティビティ・ケア |
Research Abstract |
平成16年度の実施事項 1.アクティビティ・ケアの文献学習と以下の先進的高齢者ケアを行っているといわれる老人介護福祉施設の見学を行った。 1)大田区立特別養護老人ホームたまがわ(東京都) 2)潤生園(小田原市) 3)特別養護老人ホームサンビレッジ新生苑(岐阜県) 4)特別養護老人ホームせんねん村(西尾市) 5)介護老人保健施設伸寿苑(北九州市) 6)老人保健施設しらさぎ苑(福岡県) 7)高齢者総合福祉施設アザレアンさなだ(長野県) 8)特別養護老人ホームももやま(京都市) 8箇所の各施設は高齢者ケアの独特な哲学をもち、それが建物の構造や利用者の生活内容、ケア者のケア内容に現れていた。アクティビティは高齢者の楽しみ、趣味だけでなく、食事・排泄・入浴等の日々の生活内容や施設の中の空間の使い方、人との交流、地域に広がった利用者の広い活動であることを確認した。 2.研究フィールドにおける研究整備 社会福祉法人こうほうえん介護特別養護老人ホームさかい幸朋苑および介護特別養護老人ホームよなご幸朋苑の施設長および介護課長に文書で研究の説明をし、承諾を得た。本鳥取大学医学部倫理委員会に研究承諾の申請をした。両施設の利用者の概要-開苑からの入居者、死亡者、退所者および滞在期間の状況(性別、年齢別の比較)について、施設の生活相談員からデータを得た。また男性利用者の日々の活動内容等について対象者と介護課長・受持ち介護者と話し合った。話し合うことの重要性をまず確認した。「逆デー」(施設から地域の民家に出て生活する)などが取り入れられており、このまま場所を変えて興味・関心を深めていき、変化を見ていくことにする。
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