2005 Fiscal Year Annual Research Report
生活習慣病関連遺伝子の一塩基多型と食行動(栄養素摂取)プロファイル
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16700517
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Research Institution | Siebold University of Nagasaki |
Principal Investigator |
青山 みさ子 県立長崎シーボルト大学, 看護栄養学部栄養健康学科, 助手 (10336969)
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Keywords | 生活習慣病関連遺伝子 / 一塩基多型 / BAR3 / ND2 / 栄養素摂取量 |
Research Abstract |
研究代表者は、女子学生128名について、生活習慣病関連遺伝子(β3アドレナリン受容体遺伝子(BAR3)およびミトコンドリアNADH脱水素酵素遺伝子(ND2)の多型と栄養素摂取量との相関関係および多型と身体計測値との相関について検討した。被験者を両遺伝子の多型に基づく4つのグループに分け、統計処理を行なった結果、BAR3 variant+ND2 variantの組み合わせを持つグループ(n=25)の体重、体脂肪率およびBMIはBAR3 normal+ND2 normalグループ(n=44)よりも有意に高かった。栄養素摂取調査では、BAR3 normal+ND2 variantグループ(n=30)は他の3つのグループに比べ、炭水化物エネルギー比が有意に高く、動物性タンパク、ビタミンB_2およびカルシウム摂取量が有意に低いという特徴的な食嗜好を持っていた。このBAR3 normal+ND2 variantグループの特徴、即ち高い炭水化物エネルギー比、低いビタミンB_2およびカルシウム摂取量は、BAR3多型には無関係にND2 variant(n=55)で有意に現れていた。一方、体重と体脂肪率は、BAR3 variant(n=74)はBAR3 normalに比べて有意に高かった。また、ND2がコードするNADH脱水素酵素がFAD(flavin adenine dinucleotide)酵素であることに着目して、ビタミンB_2摂取量の少ないBAR3 normal+ND2 variantの被験者末梢血からリンパ球細胞を分離し、過酸化水素刺激に対するミトコンドリア内膜電位を測定した。
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Research Products
(1 results)