2004 Fiscal Year Annual Research Report
20世期前半期の欧米における中国考古学・古美術研究の批判的検討
Project/Area Number |
16720021
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
藤原 貞朗 茨城大学, 人文学部, 助教授 (50324728)
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Keywords | 中国古美術 / 東洋美術史編纂 / 中国考古学 |
Research Abstract |
2004年4月から7月にかけて、当該研究のための基礎的データの作成をめざし、19世紀後半期から20世紀前半期にかけて、欧米および日本で刊行された中国美術関連の著作物(英語、仏語、独語、日本語を中心に)の書誌の作成を行う。また、現在、欧米や日本の各種機関に所蔵される中国古美術品の由来を調査し、19世紀後半期から20世紀前半期に中国を離れた古美術品をリスト・アップした。書誌を8月にある程度完成したうえで、本格的に著作物の資料収集を開始する。9月にはまず中国での現地調査を行い、各種研究機関に収蔵される当該研究のベースとなる著作物および古文書を閲覧した。10月から1月にかけては、日本国内の各種研究機関において同様の調査研究を行い、収蔵される資料の閲覧および収集を行った。資料収集と並行して、収集ないし閲覧した資料の分析を開始する。なお基礎的データの作成は、継続的に行っている。 2005年1月には、分析から得られた成果の一部を「東洋美術史学の起源における歴史観・文化的価値観・分析方法をめぐる日本と欧米の競合について(総合的検討)」と題した論文にまとめ、韓国の美術雑誌『美術論壇』(2005年夏刊行予定、日本語原文と韓国語訳が掲載される予定、「研究発表」欄を参照のこと)に寄稿した。
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Research Products
(1 results)