2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16720026
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
栗原 詩子 九州大学, 芸術工学研究院, 助手 (30336086)
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Keywords | 芸術諸学 / 西洋史 / 文化行政 / 作曲コンクール / 音楽教育 |
Research Abstract |
1)「ローマ賞大賞」選抜プロセスの変遷を明らかにするための文献作業を進めた。まず、19世紀定期刊行文書(週間・月刊等の音楽雑誌類)における記述調査のため、「Le Menestrel」のリプリント版を購入し、読解作業を進めた。また、関西学院大学図書館所蔵の3資料、および神戸大学図書館所蔵の2資料を調査閲覧した。 2)フランス音楽史の研究者と面談し専門的見地からの洞察を得た。 3)19世紀においてはローマ賞が先駆的制度となった「作曲コンクール」について、ローマ賞成立以降の設置傾向を、フランス、ドイツ、ならびにイタリアに関して予備調査を進めた。 4)ただし、本年度開始時に予定した現地調査(ローマおよびフランス国立文書館での公文書調査については、受け入れ先各機関の資料移転作業(メディチ荘)と治安悪化(パリ市内)のため、今年度は実施を見合わせ、次年度の課題とした。
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