2005 Fiscal Year Annual Research Report
人間としての在り方生き方への自覚を深める高等学校ホームルーム活動に関する研究
Project/Area Number |
16730420
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
林 尚示 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10322124)
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Keywords | ホームルーム活動 / 高等学校 / 人間としての在り方 / 人間としての生き方 / 特別活動 / 生徒指導 / 生活指導 / 人権教育 |
Research Abstract |
3年計画で,人間としての在り方生き方への自覚を深める高等学校ホームルーム活動に関する研究を実施している。その中間年度である2年目の研究実績は,次の5点である。 第1番目に,ホームルーム活動での生徒指導について実態調査を実施できたことである。 第2番目に,ホームルーム活動を含む学習指導要領の変遷について,過去およそ半世紀にわたって検討できたことである。 第3番目に,ホームルーム活動を含む特別活動で数値目標を学校マニフェストに掲載する際の配慮点と実例について検討できたことである。 第4番目に,ホームルーム活動で実施することの多い生徒指導について,その課題を学校マニフェストに盛り込むためのポイントを検討できたことである。 第5番目に,信頼される学校づくりに向けたカリキュラム・マネジメントのために,ホームルーム活動を含む特別活動での少人数指導の方法について検討できたことである。 これらの実態調査,歴史研究,数値目標,生徒指導,少人数指導などの成果を,体系化,総合化することによって,自他の人権を十分に尊重できる人権教育の場としてのホームルーム活動が実現できる。実態調査でホームルーム活動の現状を把握し,歴史研究でホームルーム活動を含む特別活動の誕生と変遷を他の領域との関係において位置づけ,現在の学校マニフェストにホームルーム活動を含む特別活動の数値目標や,ホームルーム活動を中心として行われる生徒指導についての掲載の方法を考案し,ホームルーム活動を含む特別活動での少人数指導について提案した。研究の2年目は,過去からの歴史と現在の調査を踏まえてこれからのホームルーム活動の在り方を模索した大局的な内容であった。 「ホームルーム活動で,人権教育を基盤とした生徒指導を実施することにより,人間としての在り方生き方についての自覚が深まる」ということを次年度の3年目の研究では実証していきたい。
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Research Products
(5 results)