2005 Fiscal Year Annual Research Report
B中間子のファイ中間子・パイ中間子への二体崩壊の研究
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16740146
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| Research Institution | Nara Women's University |
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Principal Investigator |
宮林 謙吉 奈良女子大学, 理学部, 助教授 (40273833)
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| Keywords | B中間子 / 稀崩壊 |
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| Research Abstract |
B→φπ崩壊過程は、クオーク遷移振幅で記すとb→dペンギン振幅によるものであるが、類似のb→sペンギン振幅による崩壊課程の理解が極めて重要である。KEKB加速器/Belle測定器で収集した2億7千万B中間子対生成事象のデータを用いて、その時間依存CP非保存の測定を行った(雑誌論文その1)。また、ペンギン振幅は新しい物理的メカニズムの影響が量子補正に現れやすい、すなわち非標準的過程に対して感度が高いことがその興味深さの本質であるが、一方、標準的なツリー振幅が支配的なB中間子の崩壊過程に対する理解なしには議論が成り立たず、そうした研究の一つとしてB中間子のカイc中間子・K中間子への崩壊分岐比測定を行った(雑誌論文その2)。2005年度は、これらの成果を国際会議で発表する機会に3回も恵まれ、交付された補助金はすべてその渡航費用にあてた。招待講演を行った国際会議の名称、年月日、開催地、講演の題目を以下に列挙する。"The 11th International Symposium on Particles, Strings and Cosmology(PASCOS2005)"2005年5月30日〜6月4日 韓国・慶州市"B Physics and CP Violation","3rd International Conference on Flavor Physics(ICFP2005)"2005年10月3日〜8日 台湾・国立中央大学"Physics of B to Charmonium","International Workshop on e+e- collisions from φ to ψ(phipsi06)"2006年2月27日〜3月2日 ロシア連邦・ノボシビルスク市"New States in B decays"。
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