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2004 Fiscal Year Annual Research Report

参加型事業の事後評価及びコンフリクト事例にみる環境重視型都市政策に関する比較研究

Research Project

Project/Area Number 16760437
Research InstitutionShikoku Gakuin University

Principal Investigator

柴田 久  四国学院大学, 社会学部・応用社会学科, 助教授 (40352083)

Keywords環境 / 訴訟 / 住民参加 / 公益性 / コミュニティ・デザイン
Research Abstract

平成16年度の研究実績として以下の3点が挙げられる。
1.米国シアトルでのフィールドワーク調査の実施
平成16年9月に米国シアトル(ワシントン大学)で行われた、日本・アメリカ・台湾におけるコミュニティ・デザイナーにょるシンポジウムに出席し、国内外の研究状況について情報収集を行った。シンポジウムの中では、コミュニティ・デザイン(日本では住民参加型まちづくりに相当)に対する「評価」について示唆的な報告がなされた。さらにフィールドワーク調査として、シアトル市内での住民参加型整備事業(今回は主に公園整備を中心として)を現地踏査し、整備関係者に対するインタビュー調査を行った。現在、我が国が抱える社会基盤整備における環境への配慮の問題、さらに住民との合意形成など、課題解決に向けた先進的な知見が収集できたと考えられる。
2.都市交通整備による環境破壊等の訴訟事例調査
我が国の高度経済成長期1960年ごろから現在までに起こった都市環境整備を巡る環境訴訟を調査し、各訴訟の経緯、内容、さらに判決理由等について詳細に把握、年表形式による総括を行った。公共事業の妥当性、公正性の判断を巡り、裁判所が踏み込めない行政の裁量権と訴訟住民が圧倒的に敗訴している実態など、上記訴訟の構造と問題点について把握がなされた。
3.研究成果の一部について学会報告
上記研究成果の一部について、平成16年度土木計画学研究発表会(春大会)にて発表報告を行った。発表では難解な法律用語に対する説明不足や「公益性」をキーワードとした議論など、多数の意見と示唆を頂戴することが出来た。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 都市環境整備コンフリクト事例の変遷にみる手続的課題2004

    • Author(s)
      柴田久
    • Journal Title

      第29回土木計画学研究発表会スペシャルセッション配付資料書

      Pages: 9-18

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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