2004 Fiscal Year Annual Research Report
間質性肺炎の線維芽細胞増殖巣形成におけるIL‐18の機能解析
Project/Area Number |
16790238
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
文森 健秀 久留米大学, 医学部, 助手 (90352129)
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Keywords | IL-18 / IL-18R / 間質性肺炎 / 肺線維芽細胞 |
Research Abstract |
培養ヒト肺線維芽細胞(L929,NHLF(Takara C2512)を用いてinterleukin-18(IL-18)およびその受容体(IL-18R)の発現およびその影響を調べた。通常状態ではIL-18およびIL-18RのmRNAおよび蛋白の発現は認められなかった。肺線維症の発症・進展に重要な役割を演じるとされているTNF-α、INF-γ、TGF-β等のサイトカインやlypopolysaccalide(LPS)等の炎症刺激を加えたがIL-18およびIL-18RのmRNA、蛋白の発現は認められず、これにIL-18添加刺激を行っても各種サイトカインや細胞内シグナルの有意な変化は認められなかった。また、総細胞数、MTT assay、増殖能はBrdU incorporation assay、 ApoptosisはTUNEL法によって増殖能とApoptosisの変化を検討したが有意な変化はみられなかった。 酸化ストレスやNOS2発現に関与するlysophosphatidic acid(LPA)による刺激およびそれにIL-18添加刺激行った結果、わずかながらalpha smooth mucle actine(α-SMA)や各種サイトカインに変化が生じた。現在は再現性の確認および上記検査方法による検討を行う予定である。
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