2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16790397
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
釜本 寛之 東京医科大学, 医学部, 助手 (10366114)
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Keywords | C型肝炎ウイルス / in situ hybridyzation法 / HCV subgenomic replicon |
Research Abstract |
HCV分子は未だPCRという遺伝子増幅法により検出されているのが現状であり、その理由として感染HCV分子は組織内に非常に微量しか存在しないため従来の手法では検出感度及び特異度に限界があることが考えられる。本研究では我々がC型劇症肝炎患者血清よりクローニングしたJFH-1クローンをジゴキシゲニン標識プローブとして用い、ペルオキシダーゼ及び抗ジゴキシゲニン抗体を結合させたデキストランポリマーを重合させ、さらに増感物質チラマイド併用に関しても検討することにより、検出感度増幅を可能にしたと思われる。このプローブを用いて、われわれの確立したJFH-1によるsubgenomic replicon systemによりHuh-7に発現させ、発現量の規定された細胞それぞれにおける改良ISH法の検討を加えた。結論として100%相補的なプローブを用いたことにより、competitive RT-PCR法によるJFH-1発現量とほぼパラレルに改良ISH法により染色される傾向をみとめ、我々の確立した改良ISH法の特異性及び定量性が証明されたと考えられた。また現在マイナス鎖の検出を検討しておりHuh-7内におけるHCV増殖に関しても検討を加えている。また現在各genome間でよく保存されている5 'non-coding領域、core領域の50塩基前後のプローブを何種類か作成して、培養細胞を用いた基礎実験によりその特異度及び定量性が証明された我々の改良ISH法を用いて、慢性C型肝炎患者の肝生検組織を対象として、生体内でのHCV分子に関してその発現部位及び発現量に関して検討を加えており、一定の手応えを得ている。
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Research Products
(13 results)
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[Journal Article] 肝腫瘍診断のストラテジー,造影超音波と造影CTの比較 肝癌局所療法における仮想超音波の有用性,;,20052005
Author(s)
工藤 幸正, 杉本 勝俊, 目時 亮, 小熊 一豪, 釜本 寛之, 鈴木 史朗, 清水 雅文, 宮原 健夫, 横井 正人, 堀部 俊哉, 森安 史典
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Journal Title
Rad Fan 3(2)
Pages: 97-99
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[Journal Article] 【局所療法後,増殖,転移が誘発された症例】膵頭十二指腸切除後肝転移を来し局所療法などで5年間の治療経過を有する膵腺房細胞癌の1例2005
Author(s)
工藤 幸正, 釜本 寛之, 杉本 勝俊, 目時 亮, 小熊 一豪, 鈴木 史朗, 柳沢 京介, 清水 雅文, 宮原 健夫, 横井 正人, 堀部 俊哉, 飯島 尋子, 森安 史典, 福嶋 敬宜, 向井 清, 佐久間正祥
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Journal Title
Liver Cancer 11(1)
Pages: 63-72
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