2004 Fiscal Year Annual Research Report
産褥早期におけるインファントマッサージの生理学的検証を用いた母子相互作用の検討
Project/Area Number |
16791410
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
若狭 晶子 北里大学, 看護学部, 助手 (80338003)
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Keywords | 産褥期 / インファントマッサージ / 母児相互作用 |
Research Abstract |
本年度は研究を実施するにあたり、以下2点の事項を検討した。 (1)インファントマッサージ導入のリスク 文献上、タッチケアを実施する前後において、児のバイタルサインの変化を認めないという報告があるが、同時に児の体調によってはストレス徴候を示す新生児もあるとも述べられており、インファントマッサージ導入時の児の変化には留意が必要であると考えられた。本研究で導入予定のマッサージ方法は、児のサインを読み取りながら実施することがマニュアルにあげられているため、実施者である母親と、新生児のストレス徴候を事前に確認することで児へのストレスは回避でき、研究実施に大きな問題にはならない。しかし、この方法における新生児への影響については科学的に検証されておらず、研究に際しては細心の注意を払い実施する必要があると考え、当大学看護学部倫理委員会のみでなく、研究予定である施設の倫理委員会において、重ねて審査を受ける必要性が高いと考え、現在申請準備中である。 (2)計測器具の妥当性 使用予定の計測機器を用いた女性における実験は先行研究で行われているが、産褥期の女性においても同様に計測可能であるかは不明であり、倫理委員会の承認を得た上で予備研究を実施していく。
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