2016 Fiscal Year Annual Research Report
小型PCを使った学生実験用ロボットカーの製作とプログラミングについての研究
Project/Area Number |
16H00363
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
加来 康之 大分大学, 工学部, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2016
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Keywords | Raspberry Pi / IoT / ロボットカー |
Outline of Annual Research Achievements |
○研究目的 現在は情報化社会であり、いろんな電化製品がネットワークに接続され、相互にデータ等のやり取りが行なわれており、ネットワークに詳しくソフトウエアとハードウエアの両方がわかるIT技術者が求められている。本研究では、学生実験や実習の短い時間内で、学生がコンピュータと電子回路を組み合わせた実験を行い、IoTの技術が簡単に理解できるような実験装置(ロボットカー)の作製と、動作を行うための基本となるプログラムを研究する。 ○研究方法 小型コンピュータのRaspberryPiを1/10ラジコン自動車に搭載し、光センサーや超音波センサーからの情報を基に、自律動作できるようなプログラムを搭載したロボットカーを作成する。プログラムの動作は外部のノートパソコンから、搭載された小型コンピュータに無線LANを経由してリモートログインして行い、センサーのモニタリングやプログラムの変更、停止を行えるようにする。また、基本の電子回路は固定するが、学生のアイデアが生かせるように、センサー類は自由に取り外したり、取り付けたりできるようにブレットボードや小型の基板を作成しマジックテープ等で固定する。 ○研究成果 1/10ラジコン自動車上に小型コンピュータやバッテリー, センサー等を搭載したロボットカーが完成し、基本動作用のプログラムも完成した。また、各種センサーの測定データを記録できるようにプログラムを改良し、ロボットの動作の解析ができるようになった。それにより、超音波センサーがたまに誤動作を起こしていることが分かった。 なお、学生実験や実習で行うためには時間等の制約があるので、実験する内容を検討する必要があることが分かった。
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