2017 Fiscal Year Annual Research Report
英語到達度指標CEFR-J準拠のCAN-DO指導タスクおよびテスト開発と公開
Project/Area Number |
16H01935
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
根岸 雅史 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (50189362)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
投野 由紀夫 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10211393)
奥村 学 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (60214079)
酒井 英樹 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (00334699)
高田 智子 明海大学, 外国語学部, 教授 (20517594)
中谷 安男 法政大学, 経済学部, 教授 (90290626)
金子 恵美子 会津大学, コンピュータ理工学部, 教授 (30533624)
能登原 祥之 同志社大学, 文学部, 教授 (70300613)
石井 康毅 成城大学, 社会イノベーション学部, 教授 (70530103)
内田 諭 九州大学, 言語文化研究院, 准教授 (20589254)
篠崎 隆宏 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 助教 (80447903)
小泉 利恵 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70433571)
印南 洋 中央大学, 理工学部, 教授 (80508747)
工藤 洋路 玉川大学, 文学部, 准教授 (60509173)
長沼 君主 東海大学, 国際教育センター, 教授 (20365836)
村越 亮治 神奈川県立国際言語文化アカデミア, 講座・研究課, 講師 (30567110)
和泉 絵美 京都外国語大学, 外国語学部, 非常勤講師 (80450691)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 外国語教育 / 教育評価・測定 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、指導タスクと評価タスクのあり方に関する検討を行った。その結果、指導タスクは評価タスクの達成に至るためのものと位置づけ、CEFR-Jの各CAN-DOディスクリプタに基づく評価タスクの開発およびその困難度の検証を優先することを決定した。 各CAN-DOディスクリプタに基づく評価タスクの開発としては、まずPre-A1からA2.2までのテスト項目を作成した。リスニングにおいては、リスニングのテキスト・タイプ、テキスト困難度、タスクについて検討し、修正をした後、音声の収録を行い、テスト・セットを作成した。リーディングにおいてもリスニングと同様のプロセスを経た後、必要な著作権処理を行い、テスト・セットを作成した。スピーキング(やりとり)においては、タスクとその実施方法およびその採点方法について検討し、修正をした後、テスト・セットを作成した。スピーキング(発表)とライティングにおいては、タスクと採点方法について検討し、修正をした後、テスト・セットを作成した。これらのテストをそれぞれ実施し、採点・統計的な分析・解釈を行った。 言語処理班では、リーディングやリスニングのテキスト分析の結果に基づき、テキスト・レベル判定プログラムの開発を行い、試作版を公開した。さらに、CEFR-Jに基づく文法のレベル別基準特性を解明した。音声認識では、英語学習者のスピーキング・テスト解答データから音声認識プログラムを開発し、その精度を上げる試みを行った。 2018年3月17・18日に中間シンポジウムを開催し、約350名の参加者があった。このシンポジウムでは、2年間の研究成果の発表をするとともに、CEFR-Jのリソースの活用ワークショップも行った。さらに、CEFR-Jの利用企業や協力校の発表機会を提供した。これらの活動により、CEFR-Jが広く認知され、日本の英語教育の改善に大きく資することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね順調に進捗しているが、テスト・タスクには、まだカバーされていないCEFR-Jレベルがある。テキスト・レベルの判定プログラムに関しては、発表技能のテキスト・レベルの判定については、今後の課題となっている。また、音声認識プログラムの精度は改善の余地があるが、2017年度に追加されたデータを利用することで、改善が期待される。
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Strategy for Future Research Activity |
開発がまだなされていないCEFR-JレベルのCAN-DOディスクリプタのテスト・タスクについては、テスト・タスク作成のマニュアルがまとめることにより、今後開発が進められると期待できる。発表技能のテキスト・レベル判定プログラムについては、テストの解答データが集められることで、開発が進むと思われる。また、2017年度に追加されたデータを利用することで、音声認識プログラムの精度の向上が期待される。
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Research Products
(104 results)
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[Journal Article] Issues of Language Assessment in Japan: Past, Present and Future2017
Author(s)
In’nami, Y., Koizumi, R., Sawaki, Y., & Watanabe, Y.
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Journal Title
Using EIKEN, TOEFL, and TOEIC to award EFL course credits in Japanese universities
Volume: 14
Pages: 189-191
DOI
Peer Reviewed
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