2017 Fiscal Year Annual Research Report
Quantitative Investigation of the Changing Trend of Social Consciousness in Japan's Recent Three Decades
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16H02045
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉川 徹 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (90263194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 忠彦 統計数理研究所, データ科学研究系, 准教授 (10247257)
轟 亮 金沢大学, 人間科学系, 教授 (20281769)
浜田 宏 東北大学, 文学研究科, 教授 (40388723)
數土 直紀 学習院大学, 法学部, 教授 (60262680)
ホメリヒ カローラ 北海道大学, 文学研究科, 准教授 (60770302)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 調査計量研究 / 現代日本社会 / 計量社会意識論 |
Outline of Annual Research Achievements |
上半期には、既存の調査データを社会調査データベー スSRDQにより国内外に公開した。平成29年7月から10月にかけて国内外において研究会を開催して、分析成果について議論し、学会報告、論文執筆を行った。これはおおむね予定通りに進行したが、予定していたメンバーによる会議が台風による悪天候で実施できなかった。平成29年9月に世界社会学会の合理的選択部会や調査方法論部会と連携して、国際ワークショップを開催した。この研究メンバーの海外での学会報告や論文投稿がなされている。 平成30年4月には研究代表が研究成果をまとめた一般書籍を刊行した。平成30年2月末と31年3月には、階層文化研究と地位アイデンティティ研究の書籍も刊行している。これを広く研究交流のために研究者に配布し、研究のレビューを受けたほか、関連の学会シンポジウムにおける登壇、新聞などへの論説の寄稿、公開シンポジウム、講演会などを積極的に開催した。 平成30年度は各学会誌に研究論文を数多く投稿した。とくに国際ジャーナルであるSocial Science Japan Journalにおいては特集号を企画し、5本の論稿を掲載したことが大きい。この他、国内外の社会学系の学術誌において特集論文の企画を進めた。 9月には大阪大学と共催による公開シンポジウムと研究会メンバーによる全体会議を開催し、研究成果の総合的検証とさらなる発展の可能性を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2017年度において悪天候の影響によって研究会が開催できなかった影響で研究の遅れが生じたが、繰越金を2018年度に使用して予定の回復を図ることができた。その結果2018年度も順調に当初の研究計画を進めることができ、補助金研究を予定通り終了することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
この研究をベースとして2018年度計画を予定通りに進めていく。実際に2018年度の研究は順調に進展し、本科研費補助金計画は2019年3月において完遂することができた。
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Research Products
(85 results)