2016 Fiscal Year Annual Research Report
北地中海地域における文化遺産建築の構造・材料と修復・補強に関する調査研究
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16H02749
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
青木 孝義 名古屋市立大学, 芸術工学研究科(研究院), 教授 (10202467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湯淺 昇 日本大学, 生産工学部, 教授 (00230607)
岸本 一蔵 近畿大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40234215)
濱崎 仁 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (30370703)
丸山 一平 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (40363030)
高橋 典之 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60401270)
松井 智哉 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20402662)
張 景耀 名古屋市立大学, 芸術工学研究科(研究院), 准教授 (50546736)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 建築構造・材料 / 文化遺産建築 / 組積造 / 保存修復 / 地震 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヨーロッパには、組積造やコンクリート造、鉄筋コンクリート造の文化遺産建築が数多く残っているが、材料の経年劣化や地震(古くは1755年のリスボン地震、近年では2009年と2016年のイタリア中部地震、2011年のスペイン南部地震)などの要因により、その構造的安定性が脅かされている。 本研究は、これら文化遺産建築を保護(予防保全)することを最終目的に、イタリア、スペイン、ポルトガルの研究者と北地中海地域における文化遺産建築を対象に、1)各種非破壊・微破壊検査技術適用による材料劣化調査と構造・振動調査、2)地震被害調査および被災地域における復興調査を実施し、3)温度、ひび割れ、傾斜や振動のモニタリングにより補強途中における構造的安定性と補強後の補強効果を検証することにより、4)文化遺産建築の有効な修復・補強方法、地震によるリスクから文化遺産建築を保護する方法、について調査・研究することを目的としている。 研究課題採択後、イタリア、スペイン、ポルトガルの研究者と、北地中海地域における具体的な調査研究対象文化遺産建築の選定と、具体的な調査に向けての最終調整をE-mailで行う一方で、国内の建築材料、建築構造の研究者で、具体的な調査時期、調査方針と調査項目に関する研究打合せを実施した。また、長期的な調査方針と調査時期に関する打合せを実施した。 しかし、基盤研究(S)の交付内定があったため、本研究課題はこの段階で廃止となった。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)