2018 Fiscal Year Annual Research Report
The neural mechanism of the "sense of unity" between self and other
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16H02839
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
嶋田 総太郎 明治大学, 理工学部, 専任教授 (70440138)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 社会性認知 / ミラーシステム / 脳機能イメージング / ハイパースキャニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、自己と他者の「一体感」形成の脳メカニズムを探るため、fMRIを用いた脳領野間の機能的結合性解析とNIRS/EEGを用いた2者脳活動同時計測(ハイパースキャニング)を軸として実験を行う。研究項目I(実験I-1, 2)では「応援」を題材として取り上げ、他者の成功によって受け取る代理報酬の量を操作することで脳活動にどのような影響を与えられるかを調べる。研究項目II(実験II-1, 2)では「相互承認」を題材として取り上げ、他者から承認されることが報酬系とミラーシステムのネットワークをどのように賦活するかを検証する。これらを通じて自他の一体感が形成される認知脳メカニズムを明らかにする。 最終年度である平成30年度は主として、実験I-2「応援中の2者同時脳活動計測」の成果の論文化および実験II-1「被模倣・被共感の相互承認効果」の結果の解析を進めた。実験I-2では、競争的ゲーム(ジャンケン)を行っているプレイヤーとその応援者の2者の脳活動をNIRSを用いて同時計測(ハイパースキャニング)し、脳間の機能的結合解析を行った。その結果、観察者がプレイヤーを応援しながらジャンケンを観察する条件(応援条件)のときのほうが、プレイヤーが後出し(いかさま)をしていないかを監視する役割を観察者に課す条件(コントロール条件)に比べて、2者の脳間の機能的結合が強くなることが明らかになった。さらにこの結合の強さと、観察者がプレイヤーに対して抱く「一体感」の主観的強さに有意な正の相関が見られた。この成果は国際論文誌として発表された。また実験II-1では、相互承認の一形態として、他者に自分の行動を模倣されること(被模倣)と他者から共感を受けること(被共感)の効果を調べるfMRI実験の結果の解析を行った。その結果、被共感条件では背内側前頭前野の活動が高まることが見出された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)