2018 Fiscal Year Annual Research Report
Social Basis of Psychiatry: An interdisciplinary study of the significance and impact of the dialogical approaches to psychiatry
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16H03091
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石原 孝二 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (30291991)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 環 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40521183)
浦野 茂 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (80347830)
熊谷 晋一郎 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (00574659)
糸川 昌成 公益財団法人東京都医学総合研究所, 精神行動医学研究分野, 副所長 (40332324)
黒木 俊秀 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (60215093)
北中 淳子 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (20383945)
鈴木 晃仁 慶應義塾大学, 経済学部(日吉), 教授 (80296730)
河野 哲也 立教大学, 文学部, 教授 (60384715)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 対話的アプローチ / オープンダイアローグ / 精神障害 / 精神医学 / 当事者研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度はオープンダイアローグを中心として、精神科医療における対話的アプローチの意義に関する研究を進めたほか、認知症研究におけるナラティブ研究の可能性などについても考察を行った。研究代表者・研究分担者がそれぞれの研究テーマに即して論文執筆や学会発表などを進めるとともに、「精神医学の社会的基盤」研究会を3回開催した。第9回研究会では、カリフォルニア大学のDavid Cohen教授に精神医療における診断の役割に関する講演を依頼し、DSM-5前後における精神医学的診断の意義について研究討論を行った。第10回研究会では、研究分担者の鈴木、浦野、河野がそれぞれの研究テーマに関する発表を行い、第11回研究会では、プロジェクトメンバーの黒木、斎藤、村井、石原が「精神医学の哲学と多元主義」をテーマとして発表と研究討論を行った。また2019年2月には、Open Dialogue Tokyo/Kyoto International Research Meetingを東京及び京都で開催し、オープンダイアローグの研究と実践を国際的にけん引するMary Olson氏(米国),Mark Steven Hopfenbeck氏(ノルウェイ)、Douglas Ziedonis(米国)氏、Shi-Jiuan Wu氏(台湾)に講演を依頼した。本会合にはプロジェクトメンバーおよびオープンダイアローグの研究者などが参加し、オープンダイアローグをめぐる研究状況に関する意見交換と研究討論を行った。2018年度はまた書籍『精神障害を哲学する:分類から対話へ』を出版したほか、オープンダイアローグの哲学とシステムについての総合的に考察する『オープンダイアローグの哲学』(仮題、全2巻を予定)などの執筆と編集作業を進めた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(33 results)