2019 Fiscal Year Annual Research Report
縦断的コーパスの構築と日本人高校生の英語スピーキング力の発達過程の解明
Project/Area Number |
16H03455
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
阿部 真理子 中央大学, 理工学部, 教授 (90381425)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 雄一郎 日本大学, 生産工学部, 助教 (00725666)
藤原 康弘 名城大学, 外国語学部, 准教授 (90583427)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 高校生の英語スピーキング力 / 縦断的コーパス / 学習者コーパス / 英語スピーキングコーパス / コーパス構築 / メタ情報 |
Outline of Annual Research Achievements |
コーパスを用いて第二言語の発達プロセスを検証する研究は、1990年代から国内外において注目されてきたが、横断的データに基づく研究に偏っている。日本国内でも、1281人分の発話を書き起こした学習者コーパス (NICT JLE Corpus) が2004年に公開されたが、このコーパスは同一学習者を継続的に追跡していないため、個人ごとのスピーキング力の発達を観察することができない。本研究プロジェクトは、高校生の発話を3年間にわたって継続的に収集した縦断的スピーキング学習者コーパス (Longitudinal Corpus of Spoken English: LOCSE) を完成させた。同時に高校生のスピーキング力の発達に影響を及ぼす要因を分析できるよう複数の調査方法を使って学習者に関するメタ情報を収集したのであるが、そのデータ整備を行った。
コーパス言語学が用いるアプローチだけでは、第二言語研究と効果的なコラボレーションができない。そのため、両者が蓄積してきた知見を融合させる方法について、国際シンポジウムが神戸大学において開催された。本研究チームは、「縦断的英語スピーキング学習者コーパス」と「学習者に関する豊富なメタ情報(内的・外的な学習者要因)」を併用することで、「高校生のスピーキング力がどのように発達するのか」「何がその発達に影響しているのか」という問いに対する答えを探ることができるだけではなく、最終的には「どうすればスピーキング力を伸ばすことができるのか」という研究につなげることができるのではないかと提案した。
LOCSEを用いて、高校生の発話の流暢性と発音に関する研究発表をワルシャワ大学で開催されたLearner Corpus Research (LCR)において発表した。また2018年マラヤ大学において開催された国際シンポジウムで発表した内容を論文としてまとめ、出版した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)