2018 Fiscal Year Annual Research Report
Basic Study on Historical Practices for Public History in Japan
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16H03528
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
菅 豊 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (90235846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北條 勝貴 上智大学, 文学部, 准教授 (90439331)
宮内 泰介 北海道大学, 文学研究科, 教授 (50222328)
川田 牧人 成城大学, 文芸学部, 教授 (30260110)
加藤 幸治 東北学院大学, 文学部, 教授 (30551775)
西村 明 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00381145)
中澤 克昭 上智大学, 文学部, 教授 (70332020)
市川 秀之 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (80433241)
俵木 悟 成城大学, 文芸学部, 教授 (30356274)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 民俗学 / 公共歴史学 / 歴史実践 / パブリック・ヒストリー / 公共民俗学 / public history / 歴史学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度、研究メンバーは、まず個々のフィールドで生起しているパブリック・ヒストリーをめぐる歴史実践の展開と深化に不可欠な重要課題を、フィールドワーク・文献調査等により精査するとともに、理論研究を行った。加えて、各メンバーの個別研究を統合し、成果を発表するために研究会を2回開催した。その研究会はパブリック・ヒストリー研究会というかたちで基本的に公開とし、現代民俗学会等の学術団体と共催することにより社会への研究成果の還元に努めた。また、本研究を世界的な研究水準とすり合わせるために、国内学会のみならず海外学術集会等で発表、意見交換を行った。主たる研究実績は下記の通り。
○2018.4.6:中国・浙江省金華市における国際シンポジウム「歴史民俗学與社会史:理論與方法」においてパブリック・ヒストリーに関する本研究の成果を報告(菅豊「現代社会中的民俗学與歴史学的一種関連性―融合的公共民俗学與公共歴史学」)し、さらに、中国におけるパブリック・セクターによる歴史実践に関して資料収集・調査を行った(於:中国・浙江師範大学)○8.4~5:第7回研究会、巡見「ムラの歴史を編む―学者のとムラ人の協働による歴史編纂―」開催(於:滋賀県彦根市ほか)○9.16:第8回研究会「ヴァナキュラー文化研究の輪郭線―野生の文化を考える、野生の学問を考える」開催(於:東京大学東洋文化研究所、現代民俗学会との共催)○2019.2.16:2019年韓国実践民俗学会全国学術大会で 、パブリック・ヒストリーに関する本研究の成果を講演した(菅豊「公共民俗学の可能性と課題 ―学問の公共性が問われる時代に民俗学者はどう対応するのか?」、韓国・ソウル市・東国大学)。※研究会回数は前年度からの通算 なお、本研究の成果は、書籍として2019年度に刊行される予定(勉誠出版)で、現在、すでに編集作業中である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(55 results)