2018 Fiscal Year Annual Research Report
A comprehensive analysis of contemporary US foreign policy - Historical assumptions and perspectives
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16H03578
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西崎 文子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60237691)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三牧 聖子 高崎経済大学, 経済学部, 准教授 (60579019)
古矢 旬 東京大学, 大学院総合文化研究科, 名誉教授 (90091488)
酒井 啓子 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (40401442)
篠原 初枝 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (30257274)
小泉 順子 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (70234672)
杉田 敦 法政大学, 法学部, 教授 (30154470)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 現代アメリカ外交 / 20世紀アメリカ史 |
Outline of Annual Research Achievements |
アメリカ外交の「視座」形成をめぐる総合的研究の最終段階として、2018年度にはミズーリ大学のJay Sexton教授を招聘して研究者のほか、大学院生・学部生を対象とするセミナーと、アメリカ太平洋地域研究センター主催の公開セミナーを開催した(2019年1月、セミナーのタイトルは、"From Triumph to Crisis: An American Tradition")。セクストン教授は近著A Nation Forged by Crisis: A New American Historyをもとに、現代アメリカ外交の「視座」が19~20世紀を通じていかに危機を通じて形成されていったかを、長期的かつ社会・文化史や政治史を総合する視点から語った。 また、研究代表者が編集責任者をつとめた日本国際政治学会の季刊誌『国際政治』198号が2020年1月に発行された。本号の特集は「『ウィルソン主義』の一〇〇年」で、9本の論文が掲載されている。20世紀アメリカ外交を語るときに避けて通れないウィルソン大統領の外交について、その評価、国際的な受容と変容、20世紀国際政治史に持った意味などを分析した論文が揃い、序章として編者が「ウィルソン主義」の持つ同時代性と原則の意義について議論した。なお、本稿を執筆するにあたっては米国議会図書館で調査した資料等が活用されている。 その他、研究代表者、分担者はそれぞれ活発に研究発表を行なった。三牧聖子「ヨーロッパ知識人がみた知と権力ーハンス・J・モーゲンソーとスタンリー・ホフマンのアメリカ知識人批判」『年報アメリカ研究』(2019)、古矢旬「トランプ主義の歴史的起源」(アメリカ政治研究会、2019)、酒井啓子「イスラエルよりアメリカ/イランが敵:後景化するパレスチナ」『現代思想』(2018)などがその一例である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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