2018 Fiscal Year Annual Research Report
Psychological basis of reputation damages: The two step hypothesis on risk perception and evaluative learning
Project/Area Number |
16H03728
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
平石 界 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (50343108)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 功毅 中京大学, 心理学部, 助教 (20709240)
中西 大輔 広島修道大学, 健康科学部, 教授 (30368766)
横田 晋大 広島修道大学, 健康科学部, 教授 (80553031)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 風評被害 / リスク認知 / 認知バイアス / 意思決定 / エラー管理理論 / 意図認知 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、7つの研究についてデータ収集と分析を進めた。すなわち、各種リスク要因における確率見積りバイアスの検討、放射能リスク認知にかんするWeb調査、情動による確率荷重関数への影響、放射能リスク認知への科学リテラシーの影響、そして他者の意図認知における認知バイアス、嫌悪感受性にかんする個人差の起源研究である。各種リスク要因における確率見積バイアスの検討については、前年度までに整備した実験プログラムを用いて、クラウドソーシングを用いて一般サンプルからのデータの実験を行った。放射能リスク認知にかんするWeb調査については、福島第一原発事故に関連して、2013年度より同一サンプルを対象に収集してきた縦断データについて、ネットワーク分析の手法を用いて検討することで、放射能リスク認知が、他種のリスク要因(自動車、火災、地震など)にたいするものと異なる性質を持つことが示唆された。別サンプルのデータからその頑健性を確認する分析を進めた。情動による確率荷重関数への影響について、近年の心理学における再現性検証の流れを受けて、当該分野において大きな影響力を持つHsee & Rottenstreich (2004)のStudy 4を、事前登録した上で直接的追試した。放射能リスク認知への科学リテラシーの影響については、複数回のWeb調査から一貫して示された、科学リテラシーの高さがリスク認知における偏りを低減させないという知見について、投稿論文を修正中である。他者の意図認知におけるバイアスについては、二者間関係へのコミットメント認知において、エラー管理理論の視点から、過大または過小視が生じるかWeb実験により検討した。嫌悪感受性にかんする個人差の起源研究について、約700組の双生児回答者から得た既往歴、感染脆弱性意識、嫌悪感受性についての回答の遺伝環境分析を行った。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(5 results)