2018 Fiscal Year Annual Research Report
Identification of risk factors for systemic diseases in periodontitis patients based on the connection between oral and gut microbiomes
Project/Area Number |
16H05554
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
中島 貴子 東京歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (40303143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 和久 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00182478)
齋藤 淳 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (60266559)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 歯周病 / 腸内細菌 / マイクロバイオーム / メタボローム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「歯周病原細菌によって誘導される腸内細菌の変動と、これに付随する腸管透過性の亢進による内毒素血症が、歯周病と糖尿病、動脈硬化性疾患、関節リウマチなどの全身疾患との関連メカニズムである」、という仮説のヒトでの証明を目指す。 これまでに歯周炎患者27名、対照となる健常者23名からのサンプリングが終了した。さらに追加の予定である。腸内細菌叢の解析は患者群23名、健常者10名の解析が終了し、血清の解析は歯周炎患者の初診時に採取した血清並びに健常者23名の血清について終了した。 唾液サンプルの16S rRNA遺伝子解析の結果、歯周炎患者においては、健常者と比較して多様性が増し、いわゆる歯周病原細菌群の比率が増加していることが明らかになった。一方、腸内細菌叢は健常者と歯周炎患者で構成が有意に異なることが明らかになった。マルチプレックスによる血清のバイオマーカー解析からANGPTL4, Adiponectinは歯周炎患者群で有意に低く、IL-23は低い傾向が認められた(P=0.0554)。また血清メタボロームプロフィールをUniFrac解析した結果、健常者と歯周炎群で有意に異なることが明らかになった。今後、腸内細菌叢と歯周炎の重症度マーカー(歯周ポケットの深さ、PISA値、歯槽骨吸収度)、血清バイオマーカー値、メタボロームの関連を詳細に解析する。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)