2019 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア都市における包摂型居住福祉実践に関する研究
Project/Area Number |
16H05719
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
全 泓奎 大阪市立大学, 都市研究プラザ, 教授 (00434613)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 有香 名古屋経済大学, 経済学部, 准教授 (00588486)
コルナトウスキ ヒェラルド 九州大学, 比較社会文化研究院, 講師 (00614835)
阿部 昌樹 大阪市立大学, 大学院法学研究科, 教授 (10244625)
野村 恭代 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 准教授 (10461188)
中山 徹 大阪市立大学, 都市研究プラザ, 都市研究プラザ特別研究員 (40237467)
石川 久仁子 大阪人間科学大学, 人間科学部, 准教授 (40411730)
箱田 徹 天理大学, 人間学部, 准教授 (40570156)
弘田 洋二 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 名誉教授 (60285278)
鄭 栄鎭 大阪市立大学, 都市研究プラザ, 特任講師 (70748227)
志賀 信夫 長崎短期大学, その他部局等, 講師(移行) (70772185)
川本 綾 大阪市立大学, 都市研究プラザ, 都市研究プラザ特別研究員 (90711945)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 東アジア / 包摂型都市 / 居住福祉実践 / 包摂都市ネットワーク / ソウル市 / 台北市 / 香港市 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、東アジアの都市における包摂型居住福祉実践の比較研究に向けた都市間の交流を強化していくための拠点として発足させた、「包摂都市ネットワーク・ジャパン」との共同研究を進める形で研究を実施した。 まず、本研究課題の一環として、9月に台北で開催した国際ワークショップに向けた、事前学習や交流の場として、「都市行政ネットワークセミナー」を計4回開催した。同セミナーでは、関連研究者のみならず、自治体職員や支援ワーカー、地域住民も交えながら、都市間の交流や福祉実践にかかわる積極的な議論を行うことができた。これらの連続セミナー、そして上記の国際ワークショップの成果は、ブックレットととして刊行した。なお、研究分担者や協力者と共に、研究会を継続して開催することを通して、研究の最終成果として、編著を刊行した。海外実地調査では、遊休資源等を活かした支援住宅や、居住困窮層への居住支援策として取り組んでいる社会住宅政策の現況と評価、そして居住者向けの居住支援サービス等に関連する調査を実施した。帰国後は、調査内容を深めるための報告会を研究会と連動させる形で開催し、調査から得た知見をまとめ、ブックレット・シリーズや編著に反映させる形で成果の一部を公開した。 また、2019年度の大きな成果の一つとして、上記の台北で開催した第9回東アジア包摂都市ネットワーク・ワークショップを結実させる形で、「包摂都市ワットワーク台湾(ICN-Taiwan)」が発足したことが挙げられる。当該組織の形成にあたっては、本研究メンバーの働き掛けが大きい。これは、既に活動中である、日本(ICN-Japan)や韓国(ICN-Korea)の地域組織に次ぐ、東アジア居住福祉実践にかかわる3番目の組織となった。なお、これまでのアクションリサーチの成果をさらに引き継ぐ形で、現在香港でも同様の組織の設立に向けた準備が進められている。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
科研課題遂行の一環として実施した、「第9回東アジア包摂都市ネットワーク・ワークショップ」の報告書を、研究代表者の所属機関の「レポートシリーズ」としてウェブ公開した。
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Research Products
(39 results)