2016 Fiscal Year Annual Research Report
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16H06297
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
今井 浩三 東京大学, 医科学研究所, 客員教授 (60117603)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小原 雄治 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 特任教授 (70135292)
狩野 方伸 生理学研究所, 多次元共同脳科学推進センター, 客員教授 (40185963)
井本 敬二 東京大学, 生理学研究所, 所長 (00176512)
山本 正幸 東京大学, 基礎生物学研究所, 所長 (40114706)
上野 直人 基礎生物学研究所, 形態形成研究部門, 教授 (40221105)
鍋倉 淳一 生理学研究所, 発達生理学研究系, 教授 (50237583)
中村 卓郎 公益財団法人がん研究会, がん研究所, 副所長 (00180373)
井上 純一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70176428)
高田 昌彦 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (00236233)
田中 英夫 愛知県がんセンター研究所, 疫学・予防部, 部長 (60470168)
村上 善則 東京大学, 医科学研究所, 所長 (30182108)
村山 繁雄 東京都健康長寿医療センター, 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (50183653)
加藤 和人 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10202011)
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Project Period (FY) |
2016 – 2021
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Keywords | 生命科学連携推進協議会 / コホート・生体試料支援 / 先端バイオイメージング支援 / 先端モデル動物支援 / 先進ゲノム解析研究推進 / 各プラットフォーム問の連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
生命科学分野を中心とした学術研究支援基盤として、全国の生命科学研究に関する科研費に係る個々の研究課題へ、技術支援・リソース支援・技術相談等を提供する4つのプラットフォーム(コホート・生体試料/先端バイオイメージング/先端モデル動物/先進ゲノム解析研究)が形成された。本生命科学連携推進協議会は、これらの4つのプラットフォームの中に示した30を超える支援機能を有する全国の44大学・15研究機関が、密に連携できるように総括班を立ち上げた。 初年度は、各プラットフォームの方針、支援に対する考え方のすり合わせが中心となったが、複数回の総括班会議等で、基本的な考え方に議論が進んでいる。それらの支援内容、支援担当者は、当協議会のデータベースとして確立した。また、それを元にパンフレットおよびポスターを作成し、全国に配布し、支援する対象の拡大を図った。さらに、支援に係る経費の一部徴収に関しては、部会を立ち上げ、プラットフォーム横断的に7回以上の会議を実施し、実行直前までになっている。 運営面では、総括班(幹事および各プラットフォームの代表とで計16名)がこれらの支援機能を横断しつつ取りまとめ、事務局機能を東京大学医科学研究所が担うことで、機動性を確保した。また、生命科学の研究に伴う研究倫理の問題については、専門性の高い「社会との接点活動班」を設けた。さらに、当協議会の指南役として「外部評価委員会」を設け、年度末に開催し、有益な助言を得ることができた。 対外的には、ホームページの開設、シンポジウムや市民公開講座を主催および共催にて行った。内部的には、若手研究者の育成のイベント、最先端の技術講習会、成果発表会などを各プラットフォームとともに開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
・28年度が初年度であるので、4つのプラットフォームが一堂に会して、支援説明会ならびにシンポジウムを、一橋講堂で実施した。さらに、パネルディスカッションにおいて、4つのプラットフォーム関係者とシンポジスト(支援を受けている研究者)から、興味深い討論があり、本協議会のHPに掲載した。 ・総括班会議を2回開催して、問題点を吟味して、今後の展開も議論した。そのほかにも研究代表者同士の会議を2回開催、メール審議も複数回開催して、プラットフォーム間の連携ならびに調整を図った。 ・支援機能をさらに高めるために、2名の研究支援分担者が先進性の高い国の支援実態を現地調査するとともに、その成果を上記のパネルディスカッションで発表し、かつHP上に掲載した。 ・コーディネータ2名を雇用して、連絡・調整機能を充実し、パンフレットを作成して、研究者に配布した。 ・支援に係る経費の一部徴収に関しては、部会を立ち上げ、プラットフォーム横断的に7回以上の会議を実施し、実行直前までになっている。 ・生命科学の研究に伴う研究倫理の問題については、専門性の高い「社会との接点活動班」を設け、市民公開シンポジウムも開催した。 ・外部評価委員会を実施して、有益な助言を得た。
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Strategy for Future Research Activity |
①総括班会議 年2~4回 1. 初年度に抽出された課題を解決するための施策の検討 2. 各プラットフォーム・各支援機関との調整 3. データベース構築に必要な検討 4. 課金、知的財産、契約に関する考え方の調整 5. コーディネータを通じての支援実態の把握及び助言、各地域性を考慮した支援に関する課題解決 6. 市民公開シンポジウム等の広報・利用者拡大の方策検討 7. ワンストップサービスによるユーザーの利便性の確保 8. 機関をまたがる支援の方法の準備 9. 支援の持続性・発展性の確保 ②各プラットフォームとの連携構築 年2回程度 ③コーディネータによる各地域間連携、各地域における他機関及び他プラットフォームとの連携、それらを通じた支援数の拡大及び利用者拡大 ④説明会・成果シンポジウム 年1回程度 1. 科研費による研究全体の高度化に貢献するべく、最先端研究のみならず、多様なニーズへの「支援」も推進できるよう、実りある説明会・成果紹介・ディスカッションを実施するとともに、アンケート等を通じた要望の聞き取りを継続する。 2. 各プラットフォームの専門性を越えた内容のシンポジウムを共催することで、実質的な連携の強化を図る。 3. 市民を対象としたシンポジウムやセミナーについても、費用対効果を検証しながらトータルの参加者数の拡大を目指し、国民に支えられ国民に資する、研究及び研究支援についての理解醸成を継続する。 (技術講習会および支援講習会は、各プラットフォームで実施することとして、計画から除外している。)
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Research Products
(20 results)
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[Journal Article] HEG1 is a novel mucin-like membrane protein that serves as a diagnostic and therapeutic target for malignant mesothelioma.2017
Author(s)
Tsuji S, Washimi K, Kageyama T, Yamashita M, Matsuura R, Yokose T, Kamada Y, Hayashi H, Morohoshi T, Tsuura Y, Yusa T, Sato T, Togayachi A, Narimatsu H, Nagasaki T, Nakamoto K, Moriwaki Y, Misawa H, Hiroshima K, Miyagi Y, Imai K.
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: 7
Pages: 45768
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] The effect of forced expression of mutated K-RAS gene on gastrointestinal cancer cell lines and the IGF-1R targeting therapy.2016
Author(s)
Matsunaga Y, Adachi Y, Sasaki Y, Koide H, Motoya M, Nosho K, Takagi H, Yamamoto H, Sasaki S, Arimura Y, Tokino T, Carbone DP, Imai K, Shinomura Y.
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Journal Title
Mol Carcinogen
Volume: 56
Issue: 2
Pages: 515-526
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] A genomic screen for long noncoding RNA genes epigenetically silenced by aberrant DNA methylation in colorectal cancer.2016
Author(s)
Kumegawa K, Maruyama R, Yamamoto E, Ashida M, Kitajima H, Tsuyada A, Niinuma T, Kai M, Yamano H, Sugai T, Tokino T, Shinomura Y, Imai K, Suzuki H.
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: 6
Pages: 26699
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] The relationship between EZH2 expression and microRNA-31 in colorectal cancer and the role in evolution of the serrated pathway.2016
Author(s)
Kurihara H, Maruyama R, Ishiguro K, Kanno S, Yamamoto I, Ishigami K, Mitsuhashi K, Igarashi H, Ito M, Tanuma T, Sukawa Y, Okita K, Hasegawa T, Imai K, Yamamoto H, Shinomura Y, Nosho K.
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Journal Title
Oncotarget
Volume: 7
Issue: 11
Pages: 12704-17
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Association of Fusobacterium nucleatum with immunity and molecular alterations in colorectal cancer.2016
Author(s)
Nosho K, Sukawa Y, Adachi Y, Ito M, Mitsuhashi K, Kurihara H, Kanno S, Yamamoto I, Ishigami K, Igarashi H, Maruyama R, Imai K, Yamamoto H, Shinomura Y.
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Journal Title
World J Gastroenterol
Volume: 22
Pages: 557-66
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Report of the Japan diabetes society/Japanese cancer association joint committee on diabetes and cancer, Second report.2016
Author(s)
Goto A, Noto H, Noda M, Ueki K, Kasuga M, Tajima N, Ohashi K, Sakai R, Tsugane S, Hamajima N, Tajima K, Imai K, Nakagama H.
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Journal Title
Cancer Science
Volume: 107
Issue: 3
Pages: 369-71
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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