2016 Fiscal Year Annual Research Report
加齢や身体活動量が大腿部筋群の筋萎縮と異所性脂肪の分布へ及ぼす影響
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16J03648
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
小川 まどか 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Keywords | 筋内脂肪 / 身体活動量 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は倫理審査委員会の承認を経て,予備実験を実施した後,高齢者12名,若齢者19名において,下記①~④の測定を実施した. ①MR画像(T1強調・DIXON法)の撮影[対象部位:大腿部、体幹部]②血液採取(HbA1c、トリグリセリド、HDL-C、LDL-C、 Total-C、レプチン、PAI-1、IGF-1濃度の測定)③超音波装置および体組成計にて全身の筋量・皮下脂肪量の測定④身体活動量(歩数、強度別活動時間)の測定 これまでの成果 ①予備撮影で筋内脂肪評価に適したMR撮像条件を定めた.その後,被験者高齢12名,若齢19名の撮影を行った.予備撮影の結果(N=1)では,従来のT1強調画像を用いた骨格筋内脂肪の定量化法を用いた場合の大腿部中央の筋内脂肪横断面積(8.7cm2)と,脂肪の撮像に適しているDIXON法から得た筋内脂肪横断面積(11.8cm2)は完全一致しないものの,74%が一致するとの結果が得られている.今後は撮像を行った31名分の分析を進めていく予定である.②HbA1c、トリグリセリド、HDL-C、LDL-C、 Total-C、レプチン、PAI-1、IGF-1濃度を分析した.高齢群では,LDL-C値は若齢群より高値を示し,IGF-1値は若齢群より低値を示した.今後,両群ともN=20を目標に実験を継続して実施する予定である.③超音波装置および体組成計にて全身の筋量・皮下脂肪量の測定を実施した.今後は超音波装置で撮像を行った31名分の分析を進めていく予定である.④身体活動量(歩数、強度別活動時間)の測定を実施した.高齢者(N=11)では1日あたり平均7778 ± 3062歩,3METs以上の活動時間は平均79.1 ± 31.5分であり,若齢者(N=16)では1日あたり平均 8462 ± 3175歩,3METs以上の活動時間は平均102.2 ± 58.9分であった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
倫理委員会での実験承認までにかなりの時間が掛かったこと、さらに画像分析に時間が掛かり過ぎているため、進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
画像分析に時間が掛かり過ぎている点は何らかの工夫が必要であるため,改善策を講じる。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] Effects of 8-week bed rest with resistance training on intramuscular and subctaneous adipose tissue, skeletal muscle in humans.2016
Author(s)
1.Ogawa, M., Yoshiko, A., Armbrecht, G., Miokovic, T., Felsenberg, D., Belavy, D., Akima, H.
Organizer
The 63rd American College of Sports Medicine
Place of Presentation
Boston, MA, USA
Year and Date
2016-05-31 – 2016-06-04
Int'l Joint Research