2018 Fiscal Year Annual Research Report
加齢や身体活動量が大腿部筋群の筋萎縮と異所性脂肪の分布へ及ぼす影響
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16J03648
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
小川 まどか 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Keywords | 筋組織 / 筋内脂肪 / 身体活動量 / 脂肪組織 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は若齢者と高齢者を対象に、日常の身体活動量(歩数や強度別活動時間)と大腿部筋群の筋組織量および脂肪組織(筋内脂肪、筋間脂肪、皮下脂肪)の割合との関係を検討した。若齢男性20名(25±5歳)と高齢男性20名(71±6歳)を対象に大腿中央部の磁気共鳴画像を撮影し、体重あたりの筋組織横断面積と筋内脂肪の割合、筋間脂肪の割合、皮下脂肪の割合を算出した。1日平均の歩数、低強度(2METs以下)・中強度(3~7METs)活動時間を14日間装着した3軸加速度センサ搭載の活動量計より測定した。その結果、1日あたりの歩数および中強度活動時間は、若齢者の筋内脂肪の割合、高齢者の体重あたりの筋組織横断面積と有意な相関関係を示した。一方、低強度活動時間とすべてのパラメータとの間に有意な相関関係はみられなかった。筋内脂肪の割合を従属変数とし、年齢、1日あたりの歩数・低強度活動時間・中強度活動時間・基礎代謝量・総エネルギー消費量、体重あたりの皮下脂肪横断面積と筋組織横断面積を独立変数としたステップワイズ法による重回帰分析では、若齢者において、体重あたりの筋組織横断面積と中強度活動時間が有意な独立変数として抽出された。一方、高齢者の同様の分析では、有意な独立変数として、体重あたりの筋組織横断面積と年齢が抽出された。筋組織量は若齢者と高齢者ともに筋内脂肪の割合を説明できる共通の変数であったが、その他の変数は若齢者と高齢者で異なることが明らかとなった。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)