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2017 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト動脈硬化組織検体におけるChk2-p53シグナルの解析

Research Project

Project/Area Number 16J04588
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

藤本 真徳  千葉大学, 医学薬学府, 特別研究員(DC2)

Project Period (FY) 2016-04-22 – 2018-03-31
Keywordsp53 / IL33 / NAFLD
Outline of Annual Research Achievements

癌細胞を用いて、Myc-FLAG-Chk2発現vectorを腫瘍細胞に導入し、Chk2特異的結合分子を同定した。LC-MS/MS解析により新規リン酸化部位を同定した。Chk2キナーゼドメインの中心に、新規リン酸化部位T441/S442を認め、その周囲のリジン残基はユビキチン化されていた。次に、Chk2-516A/518A(非リン酸化)変異体のDNA損傷におけるG1期細胞周期制御への影響をFUCCI systemを用いて検討した。P53をH1299にAdenovirusを用いて導入し、またChk2 wild typeとChk2 516/518A変異体を導入した。すると、G1 phaseにある細胞でp21のmRNA発現が低下することがqPCRで確認された。以上から、Chk2-516/518がDNA損傷におけるG1期細胞周期制御に役割を果たすことが明らかとなった。
2.NAFLD/NASH(non-alcoholic fatty liver disease / non-alcoholic steatohepatitis)は近年注目を集めている。肝臓には多数の免疫細胞が常在し、炎症がNAFLD/NASH病態進展に寄与する。IL33を投与したマウスでは空腹時血糖は低下した。pyruvate tolerance testによる糖新生を誘導した際、rIL33投与群では血糖上昇すなわち糖新生が有意に抑制されることが明らかとなった。この現象は、新規免疫細胞ILC2を含む免疫細胞を欠損したNSG mouseでは消失した。次にILC2を肝臓からsortし、ILC2ノックアウトマウスに移植したところ、IL33に対する反応性がrescueされた。この反応はIL13 KOマウスでは消失した。以上から、肝臓ILC2由来のIL13が糖新生抑制による血糖低下を担う可能性が示唆された。(近日論文投稿予定)

Research Progress Status

29年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

29年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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