2019 Fiscal Year Annual Research Report
Analyzing the Relationship among Disaster Rescue Agents Simulation and Complexity of Maps
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16K00310
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Research Institution | Aichi University |
Principal Investigator |
岩田 員典 愛知大学, 経営学部, 教授 (80367606)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 暢浩 愛知工業大学, 情報科学部, 教授 (40314075)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | エージェント / 災害救助シミュレーション / 地図分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
災害救助シミュレーションのプラットフォームである,RoboCupRescue Simulation を対象に研究をおこなっている. RoboCup Rescue Simulation では大地震が発生したときに,どのように救助を実施すればより被害をおさえられるかをシミュレーションを通して解析していくことを目的としている.そこで,本研究課題では各種災害救助エージェントの行動アルゴリズムと地図の複雑さとの関連を分析するために,エージェントの開発と地図の作成に取り組んでいる.エージェントの作成に関しては一昨年度までに実施していたエージェントフレームワークを利用することで,他の開発者達が作成したエージェントも容易に利用できるようになった.また,昨年度から取り組んでいる複数回の実験を自動化する仕組みも利用することで,多数の実験を半自動的に行えるようになった. さらに,昨年度から取り組んでいる OpenStreetMap から RoboCupRescue Simulation で利用できる形式に変換をする地図変換ソフトウェアの改善に取り組み,それまでは1カ所あたり10時間程度必要だったところを数時間まで縮めることができた.これにより全世界から1,000箇所の地図の作成をおこなった.そして,これら1,000箇所の地図において,RoboCup 世界大会上位入賞チーム(3チーム)のプログラムを活用することで,多数の実験を実施している.しかし,統計的に意味のある量の実験結果を取得することを目指しているため,1箇所につき3チーム各20回ずつ実施している.そのため,いまだに実験中である.この実験が完了し次第,地図の分析結果と実験結果との関連性を分析していく予定である.
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Research Products
(15 results)