2018 Fiscal Year Annual Research Report

Research for development of a Future Learning Encironment

Research Project

Project/Area Number	16K00482
Research Institution	Kumamoto University
Principal Investigator	松葉龍一熊本大学, 教授システム学研究センター, 准教授 (40336227)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	久保田真一郎熊本大学, 総合情報統括センター, 准教授 (80381143) 鈴木雄清大分大学, 高等教育開発センター, 准教授 (00333253) 平岡斉士熊本大学, 教授システム学研究センター, 准教授 (80456772) 宮崎誠畿央大学, 教育学部, 特任助教 (60613065)
Project Period (FY)	2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords	eポートフォリオ / 生涯学習支援環境 / ポートフォリオ学習リテラシー
Outline of Annual Research Achievements	学習者が自身の活動において何が必要なのか、何をすべきなのかを主体的に考え、生涯にわたり学び続けるためには、教育と技術の両面におけるサポートが重要となる。そこで本事業では、(1)今後、ICT/オンライン学習支援環境において大きな役割を担っていくであろうeポートフォリオシステムを学習基盤に据え、効果的なオンライン学習、とりわけ、学生の主体的な学びを促す協調学習とeポートフォリオ学習を連携させる教育設計及び授業開発・実践提供に向けた研究と、(2) 生涯学習をサポートする次世代のオンライン学習支援環境の構築に向け、人工知能(AI)技術他、教育分野に転用可能なICT技術との有機的連携の実現を目ざした基礎調査の2つを柱に活動を進めてきた。今年度までの2カ年において、前者、教育的サポートでは、オンライン協調学習の教育効果を高めるための学習者特性について調査・分析を踏まえ、eポートフォリオを活用する継続的な学びのためのリテラシー、教育設計を行ってきた。後者、技術的サポートでは、AI、最新ICT技術の教育への転用を小規模実践・開発を通し検証等を進めてきた。本年度は、過去2カ年の実践を見直し、生涯学習を支える学習基盤に必要とされる現在の最新技術は何かを改めて検討してきた。加えて、今後、本事業をより進展させ、次世代の学習支援環境の構築に向かうために必要なことは、海外において同種の研究を進めているチームと意見交換、情報共有である。本年度は、複数の海外研究チームとの交流をへて、今後の共同研究推進のための連携体制を確立できた。