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2018 Fiscal Year Annual Research Report

Analysis using eye movement measurement for quantative information in risk communication based on dual process models

Research Project

Project/Area Number 16K01035
Research InstitutionTokyo City University

Principal Investigator

広田 すみれ  東京都市大学, メディア情報学部, 教授 (90279703)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂本 正裕  東邦大学, 医学部, 客員講師 (40130364)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords眼球運動測定 / 恐怖喚起コミュニケーション / リスクコミュニケーション / 情動 / 注視 / 特定可能な犠牲者効果
Outline of Annual Research Achievements

本研究ではリスクコミュニケーション(以下リスコミ)に対する意思決定や判断への情動の関与を知るため、眼球運動測定器を用い視線の動きや瞳孔反応を測定して検討することを目的とした。
初年度は測定機器を複数検討し、Tobii社の片眼用60HzののTobii X2-60眼球運動測定器を、分析ソフトとしてTobiiStudioプロフェッショナルを購入した。初年度は眼球運動測定器の操作とデータの分析に習熟する目的で、Webサイトに対する視線の動きの測定を試行的に行った。
2年目は現実的で身近なリスコミの場面として特定可能な犠牲者効果(identifiable victim effect, Small, et al., 2007)での知見を基礎としたリスコミのポスターを検討し、最終的に特定可能な犠牲者効果での要因と恐怖喚起コミュニケーション(fear appeal)の程度との組み合わせで、恐怖の程度(高・中・低)と犠牲者(2人、1人、0人(単独事故:統計値有無の2種類))を組み合わせた事故場面の12枚のポスターを選定した。
最終年度は前年度選定したポスターに対する眼球運動を測定した。実験参加者は男子学生15名(平均年齢21歳)で、測定時にはポスターだけでなく、対比として海外の恐怖喚起のポスターも用いた。結果として、①基本的には文字の有無や状況があってもポスター内に犠牲者の顔があるときにはほぼ表情に視線が集中、これが情動を生むと推測されること、②犠牲者ではなく加害者が描かれている場合、加害者の表情へも注視がかなりあること、③文字(例.「危険」)があれば視線は一定程度向くものの、ポスター内の人数が多いと文字への注視量は減ること、④ただし統計値(数値)が入っている場合には文字よりも数値に視線が向く傾向が見られることが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Book (1 results)

  • [Book] 心理学が描くリスクの世界 アドバンス編2019

    • Author(s)
      増田真也・広田すみれ・坂上貴之(編)
    • Total Pages
      180
    • Publisher
      慶應義塾大学出版会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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