2022 Fiscal Year Research-status Report
原子力の社会的利用をめぐる推進論と批判論の歴史的展開
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16K01168
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
佐野 正博 明治大学, 経営学部, 専任教授 (70206001)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 技術論 / 原子力技術史 / 原子力の社会的利用 / 原子力発電所 |
Outline of Annual Research Achievements |
原子力の社会的利用をめぐる推進論と批判論の歴史的展開に関して、収集した関連資料・文献のスキャニング・OCR処理による全文検索可能なデジタル資料化作業を引き続きおこなった。 また現在までの研究成果について公開可能なものに関しては、研究室のWEBページ(https://www.sanosemi.com)を通じてダウンロード可能にするとともに、原子力の社会的利用をめぐる推進論、および、反対論の議論の歴史的展開に関わるダウンロード可能な諸資料のサイト情報なども含めた研究情報をword press型のWEBページ(https://www.sanosemi.com/ht_atom/)において公開するなど、研究のオープンアクセス化に努めている。 なお原子力の社会的利用をめぐる推進論、および、反対論に関わる20世紀中の諸資料・文献に関しては、「原子力発電実用化前の原子力利用推進論:原子力利用に関する批判的検討のための資料紹介 Part 1」「技術史・技術論視点から見た原子力発電文献ガイド:原子力利用に関する批判的検討のための資料紹介Part2-1~2-4」という形で日本科学史学会技術史分科会発行雑誌『技術史』においてすでに包括的に紹介をおこなっている。 現在は、「原子力発電をめぐる論争点に関して福島原発事故以後にどのように変化したのか?あるいは、変化していないのか?」という問題、および、「原子炉の小型化による相対的な安全化、原子炉の長寿命化といったことを目標とするAlternative Technology論的次世代原発論などの問題を取り上げて、原子力発電をめぐる擁護論と反対論の現代的展開に関する研究をおこなっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本務校で新型コロナウイルス感染症対応も含めた学部執行部として対応すべき業務が非常に大きく増加したこと、および、新型コロナウイルス感染症による研究活動に対する制限が強まったことにより、研究の最終的取りまとめが遅れていたが、最終的取りまとめに向けて研究を推進している。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに収集した資料に基づき、原子力の社会的利用をめぐる推進論と批判論の歴史的展開に関する研究総括をおこなう。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症に関わる対応業務も含め、本務校における学部執行部としての業務が大幅に増加したことで研究の進展に遅れが生じたこと、および、新型コロナウイルス感染症による研究活動の制限のため旅費関連経費の支出がなかったこと、および、新型コロナ感染症に罹患した後に後遺症のためか体調不良が続いたことなどによるものである。 今年度中に計画的に使用する予定である。
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Research Products
(5 results)