2018 Fiscal Year Annual Research Report
Practoce and evaluation of conservation education at zoos and aquariums under consideration of animal welfare
Project/Area Number |
16K01202
|
Research Institution | Teikyo University of Science & Technology |
Principal Investigator |
並木 美砂子 帝京科学大学, 生命環境学部, 教授 (10711228)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 保全教育 / 保全心理学 / 動物園 / 共存 / 野生動物 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.動物園での保全教育実践:国内4カ所での実践(よこはま動物園・金沢動物園・大阪市天王寺動物園・甲府市遊亀公園附属動物園)および参加者からのコメント分析を行った。保全教育団体(ShoeZ)との共同により、計画・訓練・広報・実施と振り返りを行い、参加者コメントについては、適宜、実施者と開催園とのあいだで共有した。 2.ふれ合い動物の福祉の実現:国内3カ所でのふれ合い動物の利用状況を目視及びビデオカメラ撮影により把握した後、モルモットの唾液中コルチゾール濃度の測定を行った。実施園は、大阪市天王寺動物園・甲府市遊亀公園附属動物園・足立区生物園であった。 3.ふれあい活動に関与している各動物園の飼育担当者およびプログラム実施者を対象に「保全教育につながるための課題抽出」を目的としたワークショップを開催した。 参加者は、全国12園より、24名が集まり、帝京科学大学において、2018年12月に開催された。また、ワークショップをすすめるにあたり、コミュニケーション学の専門家による、アドバイスをうけ、ワークショップ成果を共有した。 4.公表・発表概要:①野生動物との保全事業をすすめている「バリパラファンデーション」(東インドのNPOで、ゾウとのコンフリクトを抱えながら地域の経済的自立と多様性保全の事業をすすめている)が主催するカンファレンスにおいて、日本の動物園での保全教育実践を紹介し、議論に参加した。②日本動物園水族館教育研究会会誌において、動物園における保全教育実践内容と評価について、保全教育団体ShoeZの名前で、内容を論文として公表した。
|
Research Products
(4 results)