拡散テンソル画像による自閉スペクトラム症児に対する運動訓練の効果検証

2018 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 16K01509
• Research Institution: Nagasaki University
• Principal Investigator: 徳永 瑛子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (10710436)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 岩永 竜一郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (40305389) ; 花家 竜三 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 特任講師(常勤) (10740194) ; 今村 明 長崎大学, 病院(医学系), 教授 (40325642) ; 小澤 寛樹 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (50260766)
• Project Period (FY): 2016-04-01 – 2020-03-31
• Keywords: ASD / DTI / 運動

Outline of Annual Research Achievements

本年度はMRI機器の入れ替えが入ってしまい、実際の測定に移ることが困難であった。そのため、研究を延長すること、研究対象者の見直しを行い、残りの１年間で研究結果がだせるような計画、体制作りを行った。研究対象者はこれまで長崎大学を受診している患者を対象としていたが、そうではなくASD（Autism Spectrum Disorder)をもつ当事者であれば受診場所は問わないことにした。このように変えることにより、MRIの撮影のひとつの課題であった対象をどのように集めるかという点において実施が容易になり最終年度で研究が進めやすくなると思われる。また、この点においてはMRI画像撮像に協力いただける技師とも計画、研究の進め方については随時話を行っており、協力体制を構築している。さらに、協力体制づくりとして、研究者が対象者や技師らと時間を合わせることが難しい可能性を考え、博士課程の大学院生も本研究のサポーターとして入っていただくことにした。これによりこれまでは研究者がすべての場面においてとりまとめをしなければならず、スケジュールや時間の調整が困難だったが、解消される予定である。大学院生には対象者の付き添い、各担当者らとの連絡調整のサポートを行ってもらう予定である。大学院生とは日中に連絡を取ることができ、実際に週に複数回会って話をできる環境にある。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

MRI機器の使用が制限される（機器入れ替えのために使用不可）ことがあったため撮像が困難であった。

Strategy for Future Research Activity

上述したようにスムーズに対象らに対して撮像を行うことが重要だと思われる。現在、すでに本研究の内容に賛同してくださる方が複数名おられるため、この方々から順次撮像を行うことを計画している。

Causes of Carryover

今年度、測定機器の入れ替えのため機器が使用できなかったため。
MRI撮像に伴う、謝金で経費を使用する計画である。