2019 Fiscal Year Research-status Report
地域生活で遂行される活動の難易度とその実践応用に関する研究
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16K01511
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Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
斉藤 さわ子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (70315688)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ADL / IADL / 主観的課題難易度 / 作業療法士 / 就労支援施設利用者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、前年度の引き続き、作業療法士(30名)および一般人(80名)に対して、課題難易度をさらに明確にするためアンケートをさらに実施した。さらに障害のある人達自身が、どのように課題難易度を感じているかを調べるため、および就労支援施設に所属する精神あるいは発達障害を持つ利用者を対象に、アンケートを実施する準備を行い実施を行なった。就労支援施設の対象者30名からのアンケートが収集することができた。また、回復期リハビリテーション病院の患者に対してのアンケート調査も行う予定であったが、調査協力者が退職したため、新たなスタッフを募集し再構築を行ったものの、データ収集には至らなかった。 今年度は、昨年度の結果をもとに、2件の学会発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
作業療法士データは、2~3月で収集する予定だったが、新型コロナ感染症のため講習会がキャンセルとなり、参加者からデータを収集できなくなった。回復期病院でのデータ収集が、協力者の関係で遅れ、研究スタッフの再構築が必要となった。その代わりに、就労支援施設の利用者を対象とした研究に変更し、準備と実施まで至ったが、データ分析までには至らなかった。また、データ収集数も新型コロナ感染症のため、予定よりも少なくなった(50名を予定していたが30名となった)。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、集まったデータの分析と結果をだす。作業療法士のデータは、講習会が開催されればさらに収集を行う。就労支援施設の利用者のデータもさらに収集を進め、作業療法士の主観的課題難易度や客観的課題難易度の比較分析を行う。
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Causes of Carryover |
2019年度に国際学会にて発表予定だったが、国際学会が諸事情によりキャンセルとなり、旅費がかからなくなった。また、新型コロナウイルス感染症によりデータ収集する予定であった講習会がキャンセルとなったことやデータ収集数が予定よりも少なくなったことから、収集のための交通費や手数料が使えなくなった。これらが主な使用額の減少である。2020年度は、さらにデータ収集と学会発表のため旅費や手数料が必要となるため、また、分析に必要なソフトウエアなどの購入に、これに充てる予定である。
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