2020 Fiscal Year Research-status Report
地域生活で遂行される活動の難易度とその実践応用に関する研究
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16K01511
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Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
斉藤 さわ子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (70315688)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ADL / IADL / 主観的課題難易度 / 作業療法士 / 就労支援施設利用者 / 大学生 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、健常者(作業療法学生、作業療法士,回復期病院入院の患者の家族)および障害者(就労支援施設利用者および回復期病院の入院患者)のデータを収集予定で, いたが、アンケート実施への準備は整えていたものの、いずれも収集できずに終了となり、昨年度収集したデータの整理と、難易度を算出するために必要なデータが不足している課題の分析までとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
作業療法学生については、大学が登校停止となり、オンライン授業となり、紙媒体でのアンケートの実施ができなくなった。作業療法士は、データ収集を予定していた講習会すべてが中止となり、収集ができなくなった。就労支援施設の利用者は、施設の利用制限が生じ、コロナ対策で、アンケートの実施を受け入れてくれる施設が見つからず、データの収集ができなかった。回復期病院においては、本学付属病院にて収集する予定であったが、緊急事態宣言時期は、教員は付属病院への出入りが制限され、また解除後も実習していた学生が新型コロナ感染リスクを高めたことなどがあり、しばしば出入りできない状況となり、データ収集が出来ない状況となっていた。さらに、研究者自身も、学科長として、新型コロナ感染症に関する様々な業務が増え、上記のデータ収集の問題を解決する方法を模索し、実施することが困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
作業療法士のデータは講習会開催の見通しが立たないため、2019年までのデータで難易度を作成する。作業療法学生については、一部対面授業が始まっていることから、更なる収集に努め、難易度を明らかにする。就労支援施設の利用者については、施設先に交渉し、さらなるデータ収集方法を模索し、データを増やす。回復期病院の患者においては、感染状況を踏まえながら、無理のない範囲で進めることとする。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染症の影響で、予定していたデータの収集が困難となったため。
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