• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2019 Fiscal Year Annual Research Report

Relationships between lower-extremity fitness, pitching motion, and pitching performance in baseball pitchers

Research Project

Project/Area Number 16K01731
Research InstitutionJobu University

Principal Investigator

柳澤 修  上武大学, ビジネス情報学部, 准教授 (50371159)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2020-03-31
Keywords野球 / 投手 / 股関節柔軟性 / 股関節筋力 / 動的バランス能力 / ボールコントロール
Outline of Annual Research Achievements

【目的】野球投手の下肢機能は,投球時の安定した土台を形成するための重要な体力要素であると考えられる.しかしながら,投手の下肢機能と投球パフォーマンスの関連性は十分に検証されていない.そこで,本研究は投手の股関節筋力,股関節柔軟性ならびに動的バランス能力とボールコントロール能力の関連性を明らかにすることを目的とした.
【方法】上手投げの大学生投手27名(平均年齢19.4歳)を対象とした.等尺性股関節筋力(内転・外転・内旋・外旋・屈曲・伸展),他動的股関節可動域(内転・外転・内旋・外旋・屈曲・伸展),そして動的バランス能力(Y-バランステスト)を軸脚および踏込脚で測定した.なお,動的バランス能力は3方向(前方,後内方,後外方)の平均値を分析に用いた.加えて,マウンド上からストライクゾーンに向けて全力の直球を20球投じ,そのストライク率にて投手のボールコントロール能力を評価した.上記の体力要素とボールコントロール能力の関連性は,ピアソンの相関係数を用いて評価した.有意水準は5%未満とした.
【結果】投手のストライク率は,48.5±22.0%(平均±標準偏差)であった.ストライク率は軸脚の股関節屈曲可動域と正の相関関係(r = 0.51,p<0.01)を,そして軸脚の股関節伸展可動域と負の相関関係(r = -0.39,p<0.05)を示した.軸脚および踏込脚の股関節筋力と動的バランス能力は,ストライク率と有意な相関関係を示さなかった.
【結論】本研究において,投手の股関節柔軟性項目の一部がストライク率と密接な関連性を示したが,ほとんどの測定項目はストライク率と有意な相関関係を示さなかった.それゆえ,本研究の結果は投手の軸脚および踏込脚の股関節柔軟性,股関節筋力,および動的バランス能力がボールコントロール能力にほとんど関与しないことを示唆する.

URL: 

Published: 2021-01-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi