2018 Fiscal Year Research-status Report
海外のロングステイ高齢者の心身健康管理システムの構築とその効果に関する研究
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16K01794
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
森岡 郁晴 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (70264877)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服部 園美 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 准教授 (00438285)
宮井 信行 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (40295811)
宮下 和久 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50124889)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 在外日本人 / 健康支援 / 質問紙調査 / 健康教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度のアンケート調査の結果を踏まえ、フィリピンセブ州の日本人クラブ、タイ王国チェンマイの日本人会の会員を対象に結果説明会を平成30年10月に開催し、あわせて健康教育や保健指導を行った。結果説明会の際、参加者は熱心に聞いており、また、すでに前回の結果説明会から健康行動に向けた行動変容が見られた者もいた。 本年度は、このような健康教育や保健指導の効果を検証するために、平成31年2月から3月にかけて、両地域の日本人クラブや日本人会の会員のうち50歳以上の長期滞在者それぞれ150名を対象に質問紙を配布した。調査内容は、健康行動【日本語版健康増進ライフスタイルプロフィールHPLPⅡ(魏ら、2000)を用い、健康行動を6つの側面から測定(健康行動得点)】、健康管理能力【14-item Health literacy Scale(Suka et al, 2013)(HL得点)】、属性【性別、年齢、同居家族、収入、英語力、海外渡航回数、滞在経験の有無、滞在年数】、社会環境的要因【現地の生活・医療状況】、日本からの医療支援【日本の医療サービスの有無、出発前の状況】とした。 質問票は、フィリピン21名、タイ46名の計67名から回収できた。フィリピン地域の回収数が低いので、健康講演会などの開催を検討中である。 分析は、昨年度と今年度との健康行動得点の比較を行い、とくに身体行動得点の変化に関連する要因の検討を行う予定である。今後このような成果から海外でロングステイする邦人の心身の健康管理面の支援を検討していく計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年は、交付申請に記載した研究計画に沿って、昨年の調査結果を踏まえ、健康教育や保健指導を行うことができ、さらに、その効果検証として質問紙調査を平成31年2月から3月にかけて行うことができた。しかしながら、調査票の回収数が予定より少ないため、回収数を高める方策を検討中である。
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Strategy for Future Research Activity |
効果判定のアンケート調査が平成31年2月から3月になったため、研究期間を1年間延長し、結果説明会を行うとともに、効果検証のための解析を行う予定である。 このような結果を踏まえて、海外にロングステイする邦人の健康管理のあり方を検討し、その成果を学術雑誌等に公表していく。
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Causes of Carryover |
(理由) 最終の調査が平成31年の2月から3月になったため、分析やまとめが3月末日までに終わらないため。 (使用計画) 次年度の結果説明会、あるいは学会発表などの旅費、報告書の支払いに充填します。
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Research Products
(5 results)