2017 Fiscal Year Research-status Report
21世紀における「ローカルな環境倫理」についての包括的研究
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16K02132
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Research Institution | Edogawa University |
Principal Investigator |
吉永 明弘 江戸川大学, 社会学部, 准教授 (30466726)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺本 剛 中央大学, 理工学部, 准教授 (00707309)
山本 剛史 慶應義塾大学, 教職課程センター(三田), 講師 (20645733)
熊坂 元大 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (60713518)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 環境倫理学 / 住民運動 / 原子力発電 / 世代間倫理 / 環境正義 / 気候工学 / 未来倫理 / 環境徳倫理 |
Outline of Annual Research Achievements |
学術雑誌『環境倫理』を発行した。2016年度に、小平の住民運動、福島第一原発事故後の双葉町長の避難に関する諸問題、吉野川河口堰に関する住民投票について、キーパーソンにインタビューを行い、ローカルな環境倫理を現場から掘り起こすことを試みた。それらを今年度は原稿にまとめ、解題もつけて雑誌に掲載した。 並行して、勁草書房より、吉永明弘『ブックガイド環境倫理』と吉永明弘・福永真弓編『未来の環境倫理学』を刊行した。これらによって、過去の環境倫理学や環境論をレビューすること、最先端の環境倫理学の議論を紹介すること(原発に対する応答、世代間倫理、環境徳倫理、未来倫理、気候工学、環境正義、人新世における倫理など)が達成された。 1年間に3冊の本を刊行することができ、関係者に献本したところ、たいへん好評だった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
学術雑誌『環境倫理』を発行し、並行して、勁草書房より2冊の本を公刊したことから、3年分の成果を2年で達成したと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
『環境倫理』第二号を発行する。内容としては、現在のアメリカの標準的な環境倫理学のテキストとされる、Oxford Handbookに掲載されている諸論考の紹介、東西の環境思想に関する研究論文、農業と宗教に関するシンポジウムの報告などを予定している。
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Causes of Carryover |
初年度(2016年度)の印刷費の分が余っているので、来年度の印刷費に充当する。 来年度はまとめの研究会を行う予定である。
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Research Products
(10 results)
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[Book] 環境倫理2017
Author(s)
吉永明弘・山本剛史・寺本剛・熊坂元大編
Total Pages
304
Publisher
江戸川大学現代社会学科
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