2019 Fiscal Year Annual Research Report
Analyzing the concepts of Subjectivity and Personality in French Contemporary Philosophy
Project/Area Number |
16K02151
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Research Institution | Kyushu Sangyo University |
Principal Investigator |
藤田 尚志 九州産業大学, 国際文化学部, 教授 (80552207)
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Project Period (FY) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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Keywords | 愛 / 性 / 家族 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の刊行物としては、論文(ウェブ媒体)①「家族の脱構築――ヘーゲル、デリダ、バトラーによる『アンチゴネー』読解から出発して」ジェンダー対話シリーズ第7回(中)、けいそうビブリオフィル、2019年12月19日に公開(2016年11月18日の発表を文字起こしし、加筆修正したもの)を発表した。また、短い関連研究として、②「知的誘惑装置としての大学――講演会へのイントロダクション」(第28回国際文化学会報告:河野真太郎「戦う姫、働く少女の生きる道――ワークフェア・愛情搾取・コミュ力」へのイントロダクションとして)、『九州産業大学国際文化学部紀要』第73・74合併号、2019年、71-72頁、および③「知的Gymnasticsの場としてのゼミ――第二部「河野先生との語らい」の紹介」(第28回国際文化学会報告:河野真太郎「戦う姫、働く少女の生きる道――ワークフェア・愛情搾取・コミュ力」の結びとして)、『九州産業大学国際文化学部紀要』第73・74合併号、2019年、96-97頁を発表した。 コロナ禍の下、年度末に予定されていた国際シンポジウムは残念ながら延期を余儀なくされたが、共同研究自体は継続しており、2021年5月に開催予定である。 2016年度初めに『愛・性・家族の哲学』全3巻を上梓したが、その後の研究期間全体を通じてその理論的成果をさまざまな方向に発展させることができた。なかでも、共同体の問題に関する関連共著を二冊上梓できたことを鑑みれば、比較的順調に研究が進展したと考えられる。
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