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2016 Fiscal Year Research-status Report

チェコ・ゴシック研究――カレル4世とフスの時代の文化と精神

Research Project

Project/Area Number 16K02328
Research InstitutionSenshu University

Principal Investigator

石川 達夫  専修大学, 文学部, 教授 (00212845)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2020-03-31
Keywordsゴシック / チェコ / プラハ / カレル / カルルシュテイン / ブルノ / プルゼニュ / コリーン
Outline of Annual Research Achievements

4年間の研究の最初の年は、主として資料収集を行った。ゴシック関係のチェコ語と日本語の文献資料を収集したほか、8月24日から31日までチェコに出張して、チェコ・ゴシックの遺産の実地調査と写真撮影を行った。
チェコ・ゴシックの遺産はもちろん、チェコ王と神聖ローマ皇帝を兼ねたカレル4世の時代に神聖ローマ帝国の首都として発展したプラハに最も多く残されているので、初年度はまずプラハの調査を行った。折しも2016年はカレル4世生誕500周年に当たり、プラハではその記念行事や特別展などが開催されていて、幸運にもチェコ・ゴシック関係の貴重な資料や展示を多く目にすることができた。文献資料についても、カレル4世生誕500周年記念出版が相次ぎ、チェコ・ゴシック関係の多くの書籍を入手することができたことは、幸運であった。
また、1年目はもっぱらプラハを調査する予定であったが、チェコ滞在の最後の数日を利用してカルルシュテイン、ブルノ、プルゼニュ、コリーンにも足を伸ばして実地調査・写真撮影・資料収集を行うことができた。プラハ以外の地方都市にも大きな大聖堂や城を中心として注目すべきゴシックの遺産が残っているのを実見して資料収集ができたことは、大きな収穫であった。
1年目に収集した資料は既に非常に多数に及ぶため、資料の整理・分析に時間がかかり、まだ研究の成果を論文にまとめて発表するまでには至っていない。今後、資料の整理・分析・研究を進めて、2年目か3年目には、最初の研究論文の発表にこぎつけたい。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

この研究は、まずチェコ・ゴシックに関する資料収集と実地調査を行うことから始める予定であったので、その点では予想以上に順調に進んだ。他方、資料が非常に多く集まったため、それを整理・分析して具体的な研究に繋げるという点では予想よりも遅れている。その点はやむを得ないので、2年目以降に進めていきたい。

Strategy for Future Research Activity

1年目に予想以上に資料収集が進んだ反面、資料の整理・分析と具体的な研究が遅れているため、2年目は実地調査を行わずに、収集した資料の整理・分析と具体的な研究に集中しようと考えている。その上で、3年目か4年目に再び実地調査に行きたいと考えている。

Causes of Carryover

当初、1年目にレーザープリンタ複合機を購入する予定であったが、資料費・調査費の支出が多くなったため、レーザープリンタ複合機を購入するのに予算が足りなくなり、購入しなかった。そのため、予算の残額が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

1年目の予算残額は、2年目以降、老朽化したOA機器の買い換えのために使用する予定である。

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Published: 2018-01-16  

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