2019 Fiscal Year Annual Research Report
The Transformation of Religion from Enlightenment to American Cultural Independence
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16K02506
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
小倉 いずみ 大東文化大学, 法学部, 教授 (00185563)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中根 一貴 大東文化大学, 法学部, 准教授 (10600645)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | トマス・フッカーとコネチカット / 奴隷制反対運動 / 学術図書 / 全米ソロー学会 / 日本アメリカ文学会 / エマソン研究の動向 / ヨゼフ・カイツル |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の2019年度は科学研究費の研究成果公開促進費学術図書を得て小倉いずみ著『トマス・フッカーとコネチカット』(金星堂)を出版した。この著書は本研究のみならず過去の科学研究費の研究成果でもあるが、フッカーの生涯、マサチューセッツとコネチカットの勅許状の相違、フッカー著『教会規律の概要』などの主題に関して全9章にわたって論じた。加えて日本では入手しにくい資料集、コロンブス以前の時代からアメリカ独立革命までの年表、英文の参考文献、日本語による過去の論文と単行本の文献目録を収録した。また本文に多数の地図を組み込んだが、アメリカの所有機関から著作権の使用を許可されている。巻頭は32ページにわたって現地調査で撮影したカラー写真を載せるなどの工夫を凝らし、読者の理解が視覚からも得られるようにした。 海外での研究発表は19年7月に全米ソロー学会においてRalph Waldo Emersonの奴隷制反対運動について行った。全米ソロー学会での発表は本研究では二度目である。発表は25分に限定されたが、その完全原稿は2020年度にアメリカ学会の英文論集に収録される予定である。 20年3月初旬にボストンで開催されたNortheast Modern Language Associationの大会に参加し、海外共同研究者のデヴィッド・ホール先生とレバノン・バレー大学のゲアリー・グリーブカールソン先生に会い、研究の進捗状況に関して議論した。 研究分担者の中根一貴は2月にチェコに出張して資料収集を行った。研究成果として、19世紀後半に活躍した経済学者・政治家の研究状況をまとめた研究ノートと、現代におけるチェコのポピュリスト政党と政治指導者を分析した論文が挙げられる。これらの研究を通じて、19世紀以前から続く思想潮流が現代においても影響を及ぼしていることを確認した。
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Research Products
(9 results)