2020 Fiscal Year Research-status Report
| Project/Area Number |
16K02527
|
|---|
| Research Institution | The University of Tokyo |
|---|
Principal Investigator |
寺田 寅彦 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30554456)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
|
| Keywords | エミール・ゾラ / 人権同盟 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は2020年度が予定では最終年度であったが、コロナ禍のためにすべての現地調査と招聘企画が実施不可能となった。そのため、研究計画を延長し2021年度を最終年度とすることにしている。
オンラインならびにコロナ禍で行った最後の調査であった2020年2月のゾラと人権同盟の関係を探る調査資料をもとに、同時代の19世紀末の自然主義文学の受け止められ方をゾラと同じく自然主義作家と見なされたギィ・ド・モーパッサンの作品を題材に論じることができた。研究成果はオンライン研究誌『Textimage』の2020年秋号（https://www.revue-textimage.com/sommaire/sommaire.htm、最終確認日2021年5月2日）に論文「Les editions illustrees des contes de Guy de Maupassant : procedes photomecaniques et strategies editoriales」として発表している。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度は世界的なコロナ禍により現地調査や招聘企画がまったくできない年となった。このため本研究の最終年度を1年遅らせて2021年度に研究を完結する予定としている。
|
| Strategy for Future Research Activity |
2021年度の世界的なコロナ感染状況次第ではあるが、可能なかぎり現地調査や招聘企画を実施する。しかし現地調査や招聘企画が困難な場合は、調査研究についてはオンラインから入手できる資料で可能な範囲で研究を完結させる。オンライン研究会などの企画を行い、研究成果を外部発信するように努める。
|
| Causes of Carryover |
2020年度は世界的なコロナ感染拡大により予定されていた現地調査や招聘企画が実施できなかったため。
|
