2019 Fiscal Year Research-status Report
TED Talksのスピーチ動画を利用した英日マルチメディア・コーパスの構築
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16K02778
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
佐藤 弘明 専修大学, 商学部, 教授 (60187226)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | TED Talks / 英語 / 語彙リスト / オンライン / 単語テスト / リスニングテスト / 自動採点 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度に公開されたTED Talksの英語スピーチ約120本のデータをパソコンにダウンロードして、既に作成したデータベースに追加登録し、総数2,633本のデータベースが完成した。このデータベースを利用して、『新JACET8000』の8,000語の見出し語に対して、見出し語の意味、英語の用例、用例の日本語訳、用例の書誌情報などを加える作業をほぼ完了した。 本研究の最大の特色は、研究成果の教育現場での利用である。電子化された語彙リストが数多く公開されているが、そのほとんどには学習者が語彙を学習するための「練習問題」がない。一部の語彙リストにはpdfなどの練習問題が用意されているが、採点作業が煩雑であり、学習者へのフィードバックの点で問題がある。 このような問題を解決するために、『新JACET8000』に入力したデータを利用して、オンライン上で自動採点可能な「練習問題」を作成した。学習者の解答は瞬時に採点され、不正解の場合には正解を提示する。練習問題は(1-6)の6種類を作成した。(1)英単語の意味を選択肢から選ぶもの。(2)英文の意味を選択肢から選ぶもの。(3)日本語の意味に合うように与えられた英単語を並び替えて英文を完成させるもの。(4)英単語の音声を聞いて意味を選択肢から選ぶもの。(5)英文の音声を聞いて、その意味を選択肢から選ぶもの。(6)英文の音声を聞いて、英文の空欄に入る英単語を選択肢から選ぶもの。 『新JACET8000』の各単語に対して、この6種類の練習問題を作成したので、約48,000問の設問を作成した。リスニングの練習問題に必要となる英単語と英文の音声ファイルを4種類の合成音声で作成したので、その合計は約64,000に達する。練習問題は、中学レベルから大学卒業レベルに対応しているため、中学校、高等学校、大学で利用可能となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
95%以上の『新JACET8000』の見出し語に対して、単語の意味,英語の用例,用例の日本語訳,用例の書誌情報などを加える作業が完了したため。オンライン上の「練習問題」作成のためのプログラムが、ほぼ完成しており、実際の授業で利用できる状態であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスの感染拡大で、担当するすべての授業がオンライン授業になったため、すべての授業で、毎週、TED Talksオンライン単語テスト/リスニングテストを実施する。オンライン授業を行っている他の教員にも、オンラインテストを使用してもらい、意見を聞きながら、ソフトウェアを改良する。
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