2017 Fiscal Year Research-status Report
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16K02845
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
樋口 晶彦 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 教授 (20189765)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
J Tremarco 鹿児島大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (60389096)
橋口 知 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 教授 (90315440)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 学術英語 / 国際学会 / 看護英語 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度は医学英語、看護英語の内外の文献収集、扱われている内容の整理にかなりの時間を費やした。特に国内で出版されている看護英語の内容の比較にかなりの時間を要した。 二年目の平成29年度は、三回の国際学会への出席(口頭発表を含む)、四編の学術論文の発表が主たる研究実績であった。特に、最初の国際学会出席はイギリスのBALEAPという二年に一度開催される学術目的の為の英語教授(TEAP)の国際学会であった。三日間にわたってイギリスのUniversity of Bristolにおいて開催された。英国内の研究者たちがほとんどであったが、EAPの研究の多様性、進展が理解できてかなり進んできたこともわかった。 二つ目の学会は国際応用言語学会(AILA)でブラジルのリオ・デジャネイロで開催された。UAE, テルアビブ、そして日本と合計五名の大学の研究者たちと合同でTEAP(学術英語教授)に関するシンポジウムを開催した。当方は研究課題である看護英語教授に関する実践発表を特に日本で出版されている看護英語の複数の教科書を分析した結果を中心として発表した。会場への参加者も三十名を超えていてTEAPへの関心が高いこともわかった。 三つ目の学会はバンコクで開催された国際学会へ出席してアジアの研究者たちとTEAP他に関する内容について意見交換をして情報を収集した。TEAPの研究はまだ少なくこれからが東南アジアでも出てくる課題と感じられた。看護英語First Aid!の改訂版は、少しずつ取り組んではいるものの、新年度である平成三十年度の完成を目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度の計画、二年目の計画において立案していた内容はおおむね実行できたと考えている。特に二年目の昨年は、国際応用言語学会へ出席して海外の大学の研究者たちと共同でTEAP(学術英語教授)に関するシンポジウムを開催できたことは大きな成果だった。これは当初計画立案に含めていなかったが大学英語教育学会の研究者たちからの誘いもあって積極的に取り組んだことが良かったと考えている。 一方、国内で出版されている看護英語の種類は年々増加してきていてこれらをさらに収集してその内容の比較分析を行う必要を感じていてこれは今年度最終年度の取り組まねばならない課題の一つと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度である今年度は、前述したように国内で出版された看護英語の文献でまだ未収集のものを収集してさらにそれらの内容を調査することにまず取り組む必要がある。次にすでに出版した看護英語の総合テキストであるFirst Aid!の入門書の内容の検討、さらに執筆に取り組みたいと考えている。 又、大学英語教育学会の全国大会(仙台)への出席、海外のESP学会への出席も行いながら最終的に計画立案したように看護英語の総合テキストFirst Aid!の入門書の完成へ向けて特に夏には集中して研究に取り組みたいと考えている。
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