2019 Fiscal Year Annual Research Report
Folklore study on technology migration and settlement in urban areas by modern migrant fishermen
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16K03249
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Research Institution | Tokushima Prefectural Museum |
Principal Investigator |
磯本 宏紀 徳島県立博物館, その他部局等, 学芸係長 (50372230)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 移動 / 移住 / 通魚 / 植民地期 / 朝鮮 / 漁民 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、徳島県出身の移住漁民に関する補足調査を行った。徳島県南部から福岡市に移住した以西底曳網漁船の漁労長による漁労日誌に関する資料調査及び聞き取り調査を行った。30年度までの調査データを補足した。また、本研究にもとづき成果発表の準備を進めた。 11月には、仙台市で行われた日本村落研究学会大会のテーマセッションの中で、当研究の成果にもとづく研究発表を、次のタイトルで行った。磯本宏紀(2019)「漁民移動と定住をめぐる段階性―阿波堂浦一本釣り漁民と九州・五島行き以西底曳網漁民の移動を事例として」。また、セッションの打ち合わせ及びその後の論文執筆に向けた討議を、8月に京都府、1月に東京都で行い、参加した。 前年度以来、植民地期朝鮮への漁民の移動についても調査を進めているが、本年度は主に広島県坂町横浜、香川県観音寺市伊吹島での調査資料にもとづく分析を進めた。その成果を論文とし、磯本宏紀「朝鮮植民地期の日本人漁業経営の実態と展開」として執筆し、『国立歴史民俗博物館研究報告』に掲載予定である。 韓国国立民俗博物館で開催された国際協力展示「ミヨクと昆布展」(2019年10月2日~2020年2月2日)、国立歴史民俗博物館で開催の企画展「昆布とミヨク展」(2020年3月17日~5月17日・予定)では、本研究の研究成果にもとづき展示協力、展示作業等を行い、図録を分担執筆した。 あわせて、11月に開催された韓国国立民俗博物館国際シンポジウム「近代東アジアの漁民文化とその展開」において、磯本宏紀(2019)「東シナ海における底びき網漁業と日本の食文化―グチをめぐる文化比較」というタイトルで成果発表を行った。
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Research Products
(2 results)