2016 Fiscal Year Research-status Report

学校組織の流動化・多様化に対応した学校マネジメント手法の創出と教育・研修の開発

Research Project

Project/Area Number	16K04546
Research Institution	Hyogo University of Teacher Education
Principal Investigator	淺野良一兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (10452509)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	上田真弓兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (00772401) 當山清実兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (20760804) 安藤福光兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (40508545) 大野裕己兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (60335403) 川上泰彦兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (70436450)
Project Period (FY)	2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords	非正規教員 / サポートスタッフ / カリキュラムマネジメント / ダイバーシティマネジメント / 小中一貫新カリキュラム
Outline of Annual Research Achievements	①非正規教員に対する研修プログラムの開発に関する研究をベースに、正規雇用教員以外のスタッフに対する研修手法の検討を中心とした考察に取り組んだ。その一環として、全国の市区町村教育委員会を対象に、現職研修のサポートをはじめとした教職員の育成に関する実例の収集を目的とした質問紙調査を実施した。また調査は、市町村費負担による学校サポート人材の雇用状況も収集した。 ②小中一貫教育全国サミットに参加し、施設一体型における小中一貫教育に関する資料収集を行った。また、佐賀県嬉野市を訪問し、市内の小中学校で実施される独自の新カリキュラムの授業を参観した。そして2月20日から21日にかけて数の小中学校から構成される小中一貫教育の実践について、沖縄県那覇市教委と当該学校長に対するインタビュー調査を実施した。 ③関西地区にある民間企業のダイバーシティマネジメントの先進企業6社の人事担当者からヒアリングを行った。
Current Status of Research Progress	Current Status of Research Progress 2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned. Reason 全国の市区町村教育委員会を対象に質問紙調査を実施し、現在分析中である。また、教育委員会、学校、民間企業のヒアリングも予定通り実施できた。
Strategy for Future Research Activity	①実施済みの質問紙調査の集計結果の分析作業を進めるとともに、各学会において口頭発表および論文投稿を行う予定である。また、非正規教員や周辺のサポート人材向けの研修手法の検討および研修教材の開発に本格的に着手していく予定である。 ②小中一貫の事例を蓄積しながら、とくにカリキュラム・マネジメントの視点から検討を進めていく必要があると考えている。 ③民間企業のダイバーシティマネジメントの課題を焦点化し、その対応策について、情報を収集する。
Causes of Carryover	全国の市町村調査の第2次実施が遅れたことと、教育委員会、学校、民間企業のヒアリングの地域や数が少なかった。
Expenditure Plan for Carryover Budget	第2次調査やヒアリングは、2017年度に実施予定。