2020 Fiscal Year Research-status Report
キャパシティ・ビルディングとしての教師の専門性の開発と学校改善の研究
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16K04569
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| Research Institution | Nihon University |
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Principal Investigator |
黒田 友紀 日本大学, 理工学部, 准教授 (60631851)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | 学校改善 / キャパシティ・ビルディング / 教師の専門性 / 授業づくり / 校内研修 / 学校改革 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は、令和元年度に実施できなかった海外調査を実施予定であったが、コロナウイルス感染症の拡大のため、海外調査を実施することができなかった。そして、国内の学校への訪問と学校改善に関する調査についても、休校や学校の事情で多くの校内研修が中止となり、国内においても調査と検討を行うことが難しい状況に置かれた。
しかし、近隣の学校には訪問することができ、コロナ禍のもとでの授業づくりについて検討することができた。また、訪問調査をできなかった学校についても、数校とオンライン（Zoom）でつないで校内研修を行うことができた。そこで、ウィズ・コロナの時代に、いかに校内研修において教師の専門的な能力を向上させるかという課題を新たに設定して、検討を行った。オンラインでつないで校内研修を実施したうちの2校とは、Zoomを用いた授業公開（配信）と協議会を実施した。実験的な試みも実施しながら、校内研修の在り方と支援について検討を行った。
ウィズ・コロナの時代の校内研修の在り方と教師の専門的な能力の向上についての検討成果は、「ICT機器やZoomなどを利用した校内研修の試み：ウィズ／ポスト・コロナ時代の校内研修の支援に向けて」の論文として、本学部紀要に発表した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
海外調査を実施するための資金としていたが、コロナウイルス感染症の拡大によって、海外調査だけでなく国内の学校調査も十分に行うことはできなかった。休校や感染症対策のため学校での実地調査はほとんどできず、オンライン（Zoom）でつないで協議を行うのが精一杯であった。そのため、コロナ禍において、いかに校内研修において教師の専門的な能力を向上させるかという課題を新たに設定して検討を行った。そのため、本課題については遅れていると判断する。
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| Strategy for Future Research Activity |
令和3年度にも海外調査を行うことが可能かは見通せないが、年度後半での海外調査と、年間を通じた日本国内の学校調査の実施に向けて再調整を行う。しかし、調査の実現の見込みが立たない場合は、文献の収集を進め、研究会の実施や国内学会等に参加する。また、令和2年度に実施した、ウィズ・コロナ時代における、ICT等を用いた校内研修における教師の能力向上と学校改善の支援について継続的に検討を行い、研究成果を学会等で報告する。
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| Causes of Carryover |
令和2年度末に海外調査および日本校内の学校調査を実施する予定であったが、コロナウイルス感染症が終息せずさらに拡大したため、調査自体の調整がつかず、実施できなかった。令和3年度にも学校調査は計画するが、実施可能かどうかを早期に判断し、実施できない場合は、調査研究の予算を文献調査や研究会の実施等に使用する。また、ウィズ・コロナ時代の学校改善について、特に日本の校内研修における教師の能力の向上とその支援について学会発表などを行うために予算を使用する。
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Research Products
(1 results)
