2017 Fiscal Year Research-status Report
木製積木の現況調査及び試作による造形教育用素材の開発
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16K04739
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
林 耕史 群馬大学, 教育学部, 教授 (50556743)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 木製積木 / 木製玩具 / 彫刻 |
Outline of Annual Research Achievements |
29年度は,前年度課題として残った国内の木製積木基礎調査を進めると共に,①木製積木試作の継続 並びに ②積木試作品を用いた授業実践及び考察 が当初研究実施計画にあげられていた。しかしながら,当該年度は研究者自身の公務(群馬大学教育学部附属幼稚園長職)の多忙化に伴い,ほとんど本研究へのエフォートが得られず,十分な研究の推進に至らなかった。 国内調査には,新たに着手できなかった。①については,28年度購入の木材の製材と乾燥を進めている。②については,試作品制作及び授業実践に至らなかった。ただし,長野県の長野盲学校における「触れてみる彫刻鑑賞授業」に研究者自身の彫刻作品を鑑賞材料として提供した。そこでは,木の彫刻作品に触れる子どもの様子から,木のもつ「ふれる」ことへの効果について示唆を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究者自身の学内公務(附属幼稚園長職)の多忙化のため,本研究に着手する時間が捻出できず,国内の木製積木調査ができなかったことに加え,当初計画であった①木製積木試作 並びに ②積木試作品を用いた授業実践及び考察 を進めることができなかったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度にほとんど進展させることができなかったことから,30年度にその回復をできるだけ図りたい。ただし,現段階で平成31年度への研究期間延長を想定せざるを得ないと考えている。
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Causes of Carryover |
国内実地調査並びに研究計画①,②を進めることができず,実施に向けて具体的に使用する金額が少なかったためである。
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