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2017 Fiscal Year Research-status Report

透析患者の入院手術への透析専門医の介入が術後合併症、医療費に及ぼす影響の検討

Research Project

Project/Area Number 16K09175
Research InstitutionOita University

Principal Investigator

中田 健  大分大学, 医学部, 病院特任助教 (60555142)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福間 真悟  京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (60706703)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywordsアンケート調査 / 透析患者 / 周術期管理 / ホスピタリスト
Outline of Annual Research Achievements

まず、初年度に予定されていた周術期の大分大学医学部附属病院での2016年から2017年までの治療実態調査を継続して行った。2016年1月1日から2016年12月31日に入院した224例の透析患者のうち,20歳以上で透析導入から3か月以上が経過しており,局所麻酔以外の方法の麻酔法を用いた手術を受けて,その後10日以上入院した腎臓内科、泌尿器科以外に手術で入院した際の透析管理の状況を明らかにする記述研究症例全29症例を対象とした。メシル酸ナファモスタットを術前に2回以上,術後に3回以上用いていたのはそれぞれ 4例, 16例であった.カルテ内に活動性出血に関する記載があったのはそれぞれ1例,5例であった.また,Hgb 10g/dl未満で、ESA製剤の増量がなかったのは11例で,Hgb 12g/dl以上でESA製剤の減量がなかったのは2例であった.以上より、血液透析患者の周術期管理について、透析専門医の介入する要素があるとの結論を得、その成果は、本年6月に開催される第61回日本透析医学会学術集会総会に発表予定である。
また、現在、国立大学血液浄化部門連絡協議会と共同で、全国42国立大学の「急性期病院における維持血液透析患者の周術期管理について」全国規模のアンケート調査を行い、治療実態と意識調査を行うことが決定しており、現在の進捗状況としては、大分大学の倫理委員会の審査を通過したところである。今後、国立大学血液浄化部門連絡協議会でその結果を報告し、また各関連学会、国際学会および論文化を予定している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

1番の要因は、研究計画作成時は、研究の主体となる血液浄化センターの実質的責任者であったが、学内での診療担当責任診療科が変更となり、研究責任者が直接、血液浄化センターの業務に関われなかったことが要因の一つである。本年2月より担当が交代しその状況は改善された。

Strategy for Future Research Activity

まず、現在予定されている全国国立大学血液浄化部門連絡協議会への入院透析患者の周術期に関するアンケート調査を運営委員会の承認を得た後で、アンケート調査を実施する。集計したアンケート結果は、同協議会での報告および各関係学会への発表を行い、同時に論文化も進めていき、特に研究の成果を国内外へ発表していく予定である。その際には、本研究の主題である「急性期病院における維持血液透析患者の周術期管理についての分業の必要性」について、全国国立42校で、実際に透析を担当している医師から、実際の治療状況の聞き取りを行い、どのような点を問題と感じているかを明らかにすることで現状での問題点と解決策を明らかにしていきたい。

Causes of Carryover

初年度に計画していた多施設共同研究にまで、研究が進行しなかった事が大きな要因の一つである。来年度は、本年度に計画・実施した調査とアンケート調査をもとにして、多施設共同研究の介入研究の実施を目指す。

  • Research Products

    (1 results)

All 2017

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 急性期病院入院患者における手術前後の透析治療における治療実態調査2017

    • Author(s)
      舩木康介、中田健
    • Organizer
      第63回日本透析医学会学術集会・総会

URL: 

Published: 2018-12-17  

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