2018 Fiscal Year Annual Research Report
Differential diagnosis of dementia based on image statistical analysis correlated with autopsy findings
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16K10305
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
徳丸 阿耶 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (60507391)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 画像病理連関 / 嗜銀顆粒性認知症 / MRI / アルツハイマー病 / 高齢者タウオパチー |
Outline of Annual Research Achievements |
1: 2011年国際アルツハイマー病(AD)学会で初めてMRIなど客観的バイオマーカーが採用。2018年には、新たな研究枠組が提唱され、ADの病因、病態に即したバイオマーカーに基づき、「発症前、Aβ沈着段階、さらに神経変性が進む過程を包含し、疾患ステージを連続スペクトラム」としてとらえ背景病理に迫ろうとする新たな試みがはじまり、Aβ沈着がない、AD以外の背景病理を持つ認知症への視点がはじめて記載された。2:上述の変性認知症への視点は、臨床―画像―病理をつなぎ、背景病理を推定しうる早期診断技術開発をめざす当研究の意図そのものである。3:認知症疑い3次元解析可能なMRI17742例のうち、前方視的に追跡変性認知症87例:AD17例、DG14例、SD-NFT7例と、高齢者タウオパチーが高率に存在することが明らかとなった。4:複合病理は高率:変性認知症に限定23%、さらにアミロイドアンギオパチー合併はADで100%、レビー小体型認知症で58%。5:本邦で活用されるVSRADの関心領域評価では、DGとADの鑑別は困難。6:病理確定診断DG延14検査、AD延20検査:3次元T1強調画像を用い海馬、扁桃体、嗅内皮質、迂回回の体積計測:DGの形態的特徴は、迂回回から嗅内皮質のもっとも内側面萎縮、扁桃腹側の鉤部、側頭極の萎縮。ADおよび正常対照に比し、3群比較ノンパラメトリックSteel Dwass検定で有意差あり。7:DGの萎縮は、側頭葉内側から側頭極にかけ限局的なものが多く、ADは病期にしたがい全脳萎縮が明瞭。8:生前のアミロイドPET陰性、MRIで局所萎縮がとらえられない80代例で、病理学的にも明瞭な変性疾患が指摘できない正常対照例が蓄積された。9:上述の形態的特徴を踏まえ、VSRADの手法を用い、迂回回に独自のVOIを設定してDGとAD/NCの鑑別ソフト開発進捗。
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Research Products
(16 results)
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[Presentation] 認知症精査における扁桃体腫大の臨床的意義-てんかん合併、治療効果との関連-2019
Author(s)
佐々木舞,德丸阿耶,村山繁雄,石井賢二,本山りえ,仁科泰史,金丸和人富,下地啓五,亀山征史,飯島健,玉本文彦
Organizer
第48回日本神経放射線学会
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[Presentation] J-VAC studyにおける大脳皮質基底核変性症の画像所見-臨床、画像、遺伝子、生化学の多角的検討-2019
Author(s)
櫻井圭太,德丸阿耶,饗場郁子,若林孝一,齋藤祐子,小森隆司,吉田眞理,村山繁雄,長谷川成人,池内健,下畑享良,中島健二
Organizer
第48回日本神経放射線学会
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