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2018 Fiscal Year Research-status Report

術前運動療法による術後心機能・認知機能低下の予防効果

Research Project

Project/Area Number 16K10977
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

山浦 健  福岡大学, 医学部, 教授 (70264041)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 東 みどり子  福岡大学, 医学部, 准教授 (50315082)
横山 麗子  福岡大学, 医学部, 助教 (40646717)
重松 研二  福岡大学, 医学部, 講師 (10360306)
平井 孝直  福岡大学, 医学部, 助教 (60441763) [Withdrawn]
岩下 耕平  福岡大学, 医学部, 助教 (10533333)
楠本 剛  福岡大学, 医学部, 講師 (70383255) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2020-03-31
Keywords心機能 / 高齢者 / 術前 / 運動療法
Outline of Annual Research Achievements

Sprague-Dawley雄性ラット6週齢に心筋梗塞を作成し、1週間後にEFが30%以下になっていることを確認した。9週齢からSedentary(非運動)群とExercise群にわけた。Sedentary群は通常の飼育ケージで、Exercise群は、自由運動のできる回転カゴ付きケージで6週間飼育した。その後、各群をさらにSurgery群とNon-Surgery群にわけた。Surgery群は、16週齢で、全身麻酔下に開腹手術を施行した。2cmの腹部正中切開で小腸を10cm取り出し、指で3分間小腸をもみほぐし、盲腸部に21Gで径1mmの穿孔を1カ所おこす操作を加え、15分ごとに4回腸管を腹腔から出し入れし1時間後で閉腹した。手術24時間後に、心エコーおよび心カテーテルによる心機能評価を行った。
Exercise+Surgery群、Sedentary+Surgery群において、心エコーにおけるEF、E/A、心カテーテル検査におけるLVEDPの差異は確認できなかった。
炎症の抑制は、運動療法の多面的効果pleiotropic effectsのなかのひとつでしかない。運動療法による炎症の制御により心機能が改善するという概論自体は独創的であるが、functional、hemodynamicなマクロな心機能の指標を示すことは困難であった。既報においても、運動療法は、中枢である左室機能への劇的な効果に関しては明確でなく、主に多く報告されているのは骨格筋筋力や末梢血管抵抗に与える末梢効果についてである。
以上より現時点において、運動療法による術後の心機能改善効果を明らかにすることはできていない。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

Exercise+Surgery群、Sedentary+Surgery群において、心エコーにおけるEF、E/A、心カテーテル検査におけるLVEDPの差異は確認できなかった。
以上より現時点において、運動療法による術後の心機能改善効果を明らかにすることはできていない。
このためプロトコールの変更も含めて検討が必要となったため、少し計画が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

Exercise+Surgery群、Sedentary+Surgery群において、心エコーにおけるEF、E/A、心カテーテル検査におけるLVEDPの差異は確認できなかった。
以上より現時点において、運動療法による術後の心機能改善効果を明らかにすることはできていない。
このためプロトコール変更が必要と思われる。
さらなる運動期間の変更、手術侵襲の程度の変更、炎症性サイトカインの採血の方法やタイミングの検討が必要である。
また手術や運動による介入で有意な差を得るには、多数の個体が必要である。

Causes of Carryover

実験結果から研究計画の再考を必要とする状況となり、一旦研究を中断している。これにより次年度まで研究を延長して実施する必要が生じているため。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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